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「一番のキー」になった神業アプローチも 古江彩佳が米国で磨いた“妙技”と“強メンタル”で凱旋連覇 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 古江彩佳 -16 2 岩井明愛 -15 3 新垣比菜 -14 4 西郷真央 -12 阿部未悠 -12 菅沼菜々 -12 7 山下美夢有 -11 桑木志帆 -11 9 イ・ボミ -10 10 笠りつ子 -9 順位の続きを見る

ここでカップを掲げるのは3度目です

ここでカップを掲げるのは3度目です(撮影:鈴木祥)

富士通レディース 最終日◇16日◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6689ヤード・パー72>

トータル15アンダーで1組先にホールアウトしていた岩井明愛に並ぶ状況で、最終18番グリーンに上がった古江彩佳。そこで3メートルのバーディパットを沈めると、ホッとしたような表情を浮かべ、力強く右拳を握った。7月の米国女子ツアー「トラストゴルフ・スコティッシュ女子オープン」で初優勝。それを引っ提げ臨んだ国内凱旋試合で大会連覇を達成し、「うれしい気持ちがいっぱい。大会連覇もうれしいし、所属させてもらっている(富士通の)大会で優勝できたのもすごくうれしい」と笑顔が弾けた。

これも米で磨いた技!古江彩佳の絶品ボール2個同時打ち【動画】

2019年にアマチュア優勝を果たしたこのコースは、20年が2位、そして昨年も優勝と得意にしている場所だった。そして今年も、2位に3打差をつける単独トップで最終日へ。先週までカナダ、米国本土での7連戦を戦っていた強行日程を感じさせないプレーを続けた。しかし逃げ切りを図った最終日に、思わぬ停滞ムードに包まれた。

前半を終え、スコアが動いたのは6メートルを沈めてバーディを奪った5番のみ。パットが一筋決まらない、そんな場面がよく目についた。すると10番をプレー中、前の組で猛チャージをかけていた岩井に並ばれることに。さらにその岩井が15番でバーディを奪った時点で、2位に陥落した。「攻めないといけないけど、(気持ちを)抑えもしないといけない位置で回っていて、難しかった」。それでも努めて冷静に。こんな自己コントロールが終盤になり実った。

まずは16番パー5。「(2オンを)狙えた。ピン位置が難しかったのでバンカーよりもグリーン奥に行ったほうがいい」と振り切った2打目が奥のカラーに着弾する。ここでグリーンに上がった時、一打ビハインドの状況を告げるリーダーボードが目に入ってきた。「バーディを獲らないといけないことを把握しました」。残り15ヤードの3打目をパターで寄せると、きっちりバーディ。これで岩井に再び並んだ。

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