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河本力「飛距離を武器に」と3Wの『ベンタスブラック』を8TXにして安定性アップ【WITB】

平均326.41ヤードの飛ばし屋・河本力がルーキーシーズン2勝目!(撮影:鈴木祥)

バンテリン東海クラシック 最終目◇2日◇三好カントリー倶楽部 西コース(愛知県)◇7300ヤード・パー71>

河本力が「69」で回り、トータル13アンダーで4打差あった首位の桂川有人を逆転、ルーキーシーズンで2勝目を挙げた。圧巻は570ヤードの15番パー5。「完璧」という河本のティショットは、残り214ヤード地点へ。6番アイアンで2打目は「ミラクルショットみたい」とピンの手前2メートル強に乗せてイーグル奪取だ。

▶▶▶河本力のセッティングに隠された、ミケルソンとラームの勝者のスピリット【勝者のギア】

首位に立つ緊張で2つのボギーを叩いたが、勝負は最終18番のグリーン上。先に桂川が奥5メートルほどに乗せたため、「しっかりピンを狙っていかないと」と僅かに内側につけた。近い位置から桂川のパットが右を外れたのを見て「ラインが参考になりました」とど真ん中から沈め、若者同士の戦いに決着をつけた。

今季の平均飛距離326.41ヤード、振れば初速85m/s前後のスピードはPGAツアーの飛ばし屋上位10名の最速域に伍する。ただ「自分の許容範囲を知ってどれぐらいの力で振れば枠内に収まるのか、というのはオフにやってきた。飛距離を武器にする。凶器にはならないように」と、4〜5割程度の力感で安定性を重視して飛躍した今季。

その考えは用具にも現れ、初優勝時から変更は3Wのみで、シャフトを硬くして安定性を上げていた。サポートする[パナソニックオープン]()出場時にテストをして、3WをVENTUS Black 8Xから8TXへ変更しました。シャフトが硬くなったことから、左右のブレが抑制されて安定するとのことです」。

【河本力の優勝ギア】
1W:キャロウェイROGUE ST◆◆◆(9.0°ベンタスブラック6TX 45.75インチ)
3W:キャロウェイROGUE ST◆◆◆T(HL16°ベンタスブラック8TX)
2U:キャロウェイX FORGED UT(18°DG AMT X100)
3,4I:[APEX]() TCB(DG EX TOUR ISSUE X100)
5I〜9I:[APEX]() MB(DG EX TOUR ISSUE X100)
48,54°:キャロウェイJAWS RAW(DG EX TOUR ISSUE X100)
60°:キャロウェイJAWSプロトタイプ(DG EX TOUR ISSUE X100)
PT:オデッセイWHITE HOT OG ROSSIE S
BALL:キャロウェイCHROME SOFT X LSトリプル・トラック

また、フジクラがツアーレポートを明かし、同大会でブランド使用率40.4%(46人/114人)と相変わらずの1位を記録し、モデル別でも河本が使う『ベンタス6ブラック』が10名で1位になったことを明かしている。

さらに国内女子ツアー「日本女子オープン」でも45.8%(55人/120人)、PGAツアー「サンダーソンファームズ選手権」でも28.5%(41人/144人)で、いずれもブランド別・モデル別ともにNo.1の座をキープしている。

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