330ヤード砲・河本力が今季2勝目 規格外のパワー制御で躍進「凶器ではなく武器に」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 河本力 -13 2 桂川有人 -12 3 池田勇太 -9 比嘉一貴 -9 5 小平智 -7 6 永野竜太郎 -6 稲森佑貴 -6 時松隆光 -6 9 木下裕太 -5 大槻智春 -5 順位の続きを見る
4打差を逆転して今季2勝目を挙げた河本力(撮影:鈴木祥)
<バンテリン東海クラシック 最終目◇2日◇三好カントリー倶楽部 西コース(愛知県)◇7300ヤード・パー71>
首位と4打差の2位から出た河本力が1イーグル・4バーディ・4ボギーの「69」で回り、トータル13アンダーで逆転優勝。ルーキーシーズンで2勝目となった。
平均飛距離330ヤード以上のパワーを生かして三好を制した。スタート時は首位の桂川有人と4打の差があったが、桂川の失速もあって前半を終えた時点でとらえる。トータル12アンダーで並んで迎えた570ヤードの15番パー5。「完璧」という河本のティショットは、ピンまで残り214ヤードの右ラフに止まった。6番アイアンでの2打目は「ミラクルショットみたいな感じ」でピンの手前2メートル強に乗せてイーグル奪取。逆に2打のリードを奪った。
追う立場から追われる立場に変わった瞬間、緊張感はピークに達した。「勝てるんじゃないか。さすがに勝ち切らないと、と思って。(心臓の)鼓動がすごかったです」。16番パー3、17番パー4は「大変なティショット」とミスから連続ボギーで再び桂川と並ぶ。
最終18番パー4は470ヤード。ティショットは右に行き、残り距離134ヤードのラフ。54度のウェッジを手にした。先に打った桂川がピン奥5メートルほどに乗せていたため、「しっかりピンを狙っていかないと」とそのわずか内側につけた。先にバーディパットを打った桂川は、左に曲がるラインを読み過ぎてカップの右を抜ける。「桂(川)さんのラインが参考になりました」とカップのど真ん中から沈めて、大きなガッツポーズを見せた。
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