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愛称は“キャサリン” プロテスト第2次予選を控えた幡野夏生「行いをよくして(笑)挑んでいきたい!」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

プロテスト合格を目指す幡野夏生(撮影:山代厚男)

<マイナビネクストヒロインゴルフツアー◇第9戦みちのくコカ・コーラレディース 本戦(1日競技)◇28日◇メイプルカントリークラブ◇6422ヤード・パー72>

将来ツアーで活躍することを目指す、プロテスト合格前の若手女子ゴルファーが経験を積むための場を提供するトーナメントとして、2019年に始まったマイナビ ネクストヒロインゴルフツアー(以下MNGT)。22年は年間12試合を開催する予定で、28日、第9戦みちのくコカ・コーラレディースがメイプルカントリークラブ(岩手県)で行われた。

笑顔で優勝カップを掲げる幡野夏生【写真】

JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)のプロテスト第2次予選が10月4日から始まるとあって、テストを控えた多くの選手たちは自らの調子を占うということでも、この時期の試合は重要な意味を持つ。

今大会で1イーグル・4バーディの「68」で回り、見事優勝を果たした幡野夏生もそのひとり。愛称“キャサリン”で親しまれているお茶目な25歳。JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)の規定が変わる以前に、レギュラーツアーに参戦した経験を持つ選手だ。現在はプロ資格を持たないため、ツアーへの出場資格を持っていない。目前の目標は「プロテスト合格」だ。

今年で7回目のプロテスト受験になる幡野は、ここ2〜3年で元の振りが分からなくなるほどスイングを崩していたという。それがここにきて、「やっと日々変わらないスイングができるようになってきました」と笑顔を見せる。

「こう見えて理論派なんです」と話す幡野は自身のプレーをしっかり分析している。いま、課題に挙げているのはリカバリー率。「JLPGAのレギュラーツアーで上位の選手は70%を超えているんですが、私のリカバリー率は30%。なので最近はアプローチとパターばかりを練習しています」と、欠点克服を心がける。

あとは「メンタル…」と心配顔で話す。その重要さをすごく感じている幡野は、自身を見つめ直すために毎日ノートを書いている。「こう見えて自己肯定感低いので、できなかったことばかり責めてしまうから、今日のよかったところを3つ見つけて書いて、これはできたよねってことを増やして自信にしています」。以前は悪いところばかりを考えてしまい、不安はふくらむばかりだった。優勝を遂げた今大会でもよかったポイントをしっかり挙げることで自信につなげていた。

「あとは本番で練習どおりに力を発揮できるかなので、日頃の行いをよくして(笑)挑んでいきたいと思います!」と、冗談交じりに話した。プロテスト合格に向けて着々と準備は整っている。(文・高木彩音)

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