11年前に洗礼を浴びた輪厚　2週連続Vがかかる比嘉一貴「いつか勝ちたい大会」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

今季3勝を挙げて賞金ランクトップを走る比嘉一貴が、2週連続優勝に挑む（撮影：米山聡明）

＜ANAオープン 事前情報◇14日◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース（北海道）◇7063ヤード・パー72＞

先週の「Shinhan Donghae Open」で最終日に5打差を逆転して今季3勝目を挙げ、賞金ランキング1位をキープする比嘉一貴。アマチュア時代に初めてプロのトーナメントに出場した思い入れのある大会で自身初の2週連続優勝がかかる。

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2011年、高校1年生の時に初体験のプロの大会で洗礼を浴びた。大会週の主催者推薦選考会（マンデー）をトップ通過で出場権を獲得したが、「予選通過は惜しくもない」と2日間トータル9オーバー。予選通過ラインに9打及ばない124位でコースを後にした。

マンデーと比べると本戦に入るとグリーンは硬く速くなり、パー3の距離は長くなった。ギャラリーが入場するなどコースの雰囲気も変わった。周りを見渡せば石川遼らテレビで見る選手ばかり。「グリーンが硬くなって戸惑いがあったのは覚えています。今なら練習日と試合は硬さが変わるのはわかりますけど、何もかもが初めてだったので。大会の雰囲気に飲まれていたと思います」と思い出をたどる。

「周りのレベルも高いですし、当時の自分のレベルでは到底予選通過できるものではない。高校1年生でプロの世界の厳しさ思い知らされ、いい経験になりました」。奇しくもその大会では同い年の伊藤誠道が3日目を終えて首位タイと堂々と優勝争いを演じて6位。「誠道は僕らの世代でスーパースターだったので。かたや優勝争い、僕は惜しくもなく予選落ち。同級生の戦う姿はすごい刺激を受けた印象があります」。プロの世界を初めて知った経験と同級生から刺激をもらって地元・沖縄に帰った。