ホステスプロとして今年最後の地元である北海道決戦に出場する小祝さくら（撮影：村上航）
＜ニトリレディス 事前情報◇23日◇小樽カントリー倶楽部（北海道）◇6655ヤード・パー72＞
国内女子ツアー第25戦「ニトリレディス」が北海道の小樽カントリー倶楽部で8月25〜28日にかけて4日間の日程で開催される。
小樽CC（北海道）は女子ツアーが開催されるコースの中でも難易度が高いコースと言われており、北海道らしく洋芝のコース。昨季のコースセッティング担当を務めた塩谷育代は難関ホール16番にティイングエリアをパー4、パー5用と2カ所設置し、各日で使い分けた。
ちなみに初日がパー5、2日目はパー4と交互に変更。塩谷は「私たちの使命は世界に通用する選手を育てるというのがありますから、対応力という意味でも今回のパー4、パー5というかたちとなりました」と国内選手の強化に力をいれた。
注目は地元の北海道戦となる小祝さくらをはじめ、永峰咲希、岡山絵里、ルーキーの佐藤心結、松田鈴英、田中瑞希、アマチュアの六車日那乃と多数のホステスプロが出場する。
昨年大会では首位に3打差4位で最終日を迎えた稲見萌寧が、ボギーなしの5バーディを奪い「67」でフィニッシュ。トータル16アンダーでトップから出た全美貞を1打差で振り切り逆転優勝を果たした。今年はディフェイディングチャンピオンとして連覇を狙う。
先週の「CAT Ladies」で、史上3人目となる初優勝からの2週連続優勝を最年少の20歳47日で果たしたルーキー・岩井千怜。今週も勝利をつかめばツアー史上初の初Vから3週連続優勝の新記録を生み出すことになり、こちらも大きな話題の1つだ。
そのCAT Ladiesが全英出場からの国内復帰戦となった山下美夢有は、最終日にトーナメントコースレコードとなる「64」を叩き出し調子も上々。賞金ランキング1位を走っている。ちなみに難コース・小樽CCのトーナメントコースレコードは2017年のベイブ・リュウ（台湾）と堀琴音が昨年大会で出した「64」（リュウはパー72、堀はパー73）。今年も記録が打ち立てられるのか期待がかかる。
今年最後の北海道決戦は優勝賞金1800万円。この獲得で生涯獲得賞金額の記録が達成される選手がいる。笠りつ子（現在6億8223万1999円）が7億円、ホステスプロの岡山（現在2億8574万2642円）が3億円、藤本麻子（現在3億8753万9035円）が4億円、永井花奈（現在1億8931万9450円）、大里桃子（現在1億8257万8063円）が2億円、吉本ひかる（現在9117万631円）が1億円を突破する。
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