“家族一緒”につかんだ初優勝 岩井千怜を見守った温かいまなざし | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 岩井千怜 -13 2 勝みなみ -12 堀琴音 -12 岡山絵里 -12 植竹希望 -12 吉本ひかる -12 吉田優利 -12 8 菅沼菜々 -11 9 上田桃子 -10 全美貞 -10 順位の続きを見る
一族総出で千怜(中央)の優勝を見守った(撮影:上山敬太)
<NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 最終日◇14日◇軽井沢72ゴルフ 北コース(長野県)◇6679ヤード・パー72>
自分を愛し、育て、そして高めてくれた家族の前でつかんだ勝利だった。トータル13アンダーでツアー初優勝を挙げた岩井千怜(ちさと)は、ウイニングパットを沈めると、最終18番のグリーンサイドで見守った姉・明愛(あきえ)の胸に飛び込み涙。さらにその姿を両親、弟、祖父母も見守った。
父の雄士(ゆうじ)さんは、まな娘の初優勝に「うれしいですね」と目尻を下げる。双子をプロゴルファーに育てあげたが、競技者の前に人として“4つの教え”を徹底させた。『人にされて嫌なことはするな』、『一人ぼっちの人がいたら仲間に入れる』、『困っている人がいたら助ける』、『幼い子や女の子、弱い人には優しくする』。
小学生のころには、それをいつも暗唱させた。「今でも言えると思いますよ。あとはあいさつとか基本的なことがしっかりとできるように」。照れくさそうに明かす。「みんながみてるのだから楽しそうにプレーしなさい」というのがコース上での教え。優勝争いの真っただ中でも、娘は笑顔で大きな歓声に応えた。
試合後の会見。千怜は「大きい家を建てたいですし、家族を旅行にも連れて行ってあげたい」と、今後の“恩返し”への思いを語る。そして「一緒にゆっくり過ごすのもいいなと思う。両親にゆっくりしてもらいたいですね」という表現で日頃の感謝を言葉にした。
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