「こんなにもイメージが湧かないのははじめて」も… 堀琴音、5年ぶり全英に“ワクワク” | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
今回は違う!(撮影:福田文平)
<AIG女子オープン 事前情報◇3日◇ミュアフィールド(スコットランド)◇6680ヤード・パー71>
5年ぶりに全英の地に戻ってきた。大不振に陥りシードも落としていた時期から見事に復活。昨年7月にツアー初優勝、そして今年の3月にも2勝目を飾った堀琴音が、勢いを持ってスコットランドに到着した。
前回出場時は、国内シード選手ではあったが、すでに不振の道へと向かっていた。だが今回は違う。「前よりもティショットの正確性は上がったし、そこからのセカンドショットも風の判断をする力とか、そこから打つ球も成長したかなと思います」。自信も実力も肩書きも加え戻ってきた海外試合は、楽しみでならない。
「めっちゃ難しいです」と話す表情も明るい。今回はコーチを務める森守洋コーチをキャディに従え、月曜の朝にスコットランドに着いてからすぐにコース入り。昼からハーフを回り、火曜日はプロアマで18ホール、この日も9ホールを消化した。
契約するアドミラルのウェアには「Beatles」の文字。水曜日の練習時には考えも装いも英国仕様に仕上がってきた。これまで16年の「全米女子オープン」、そして17年の全英に出場し、今回が3度目の大舞台。「1回も予選通過がないので、まずは予選通過したいなと思います」。5年前、6年前とは違う自分で、どこまで戦えるかを試すには、難コースのミュアフィールドは絶好のテストの場だ。
「こんなにもイメージが湧かないコースは初めてで、どうなるか分からない。風が吹いたら全然飛ばない、吹かなかったら転がるのでパー5でも2オンできるし」と、あくまでも風次第でスコアは動くと判断。そのときの状況でうまく合わせていく構えだ。
「これまで女性会員もいなかったコース。女子の大会もはじめてですし、その初めてのときに出られて幸せだなと」。300年近くのあいだ、女性会員を認めてこなかったコースで初の女性大会。そんな記念すべき場を踏んだことも気持ちが上がる一因だ。
新型コロナウイルスのワクチン未接種だったため、6月の「全米女子オープン」は出場権利を得ながらも米国入国が困難だったため断念。迎えた今年最後のメジャー大会。「ワクワクしている」と、逃した大舞台の倍返し。今からスタートが待ちきれない。(文・高桑均)
メジャー「全英AIG女子オープン」
◆放送予定
8/4(木)午後7:00〜[WOWOWライブ]<第1日>※無料放送・配信
8/5(金)午後7:00〜[WOWOWライブ]<第2日>
8/6(土)午後9:00〜[WOWOWライブ]<第3日>
8/7(日)午後9:00〜[WOWOWライブ]<最終日>
★連日生中継&WOWOWオンデマンドにて『日本人選手専用カメラ』ライブ配信
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