世界一のパットの名手といわれたファクソンが61歳に（撮影：GettyImages）
きょう8月1日は、米国男子ツアー通算8勝、米国シニアツアー通算2勝のブラッド・ファクソン（米国）の誕生日。1961年、ニュージャージー州オーシャンポート生まれで、きょうで61歳。パットの名手として、90年代から2000年代かけてツアーで活躍したプレーヤーだ。
上手すぎる… 古江彩佳のパターでボール2個同時打ちドリル【動画】
ファーマン大時代に2度オールアメリカンに選出され、83年は欧州選抜とのアマチュア対抗戦「ウォーカーカップ」に出場、米国で最も優れた学生ゴルファーに贈られるフレッド・ハスキンズ賞を受賞した。同年、プロ転向を果たす。
初優勝は91年の「ビューイックオープン」。翌92年にも2勝を挙げ、その後も90年代に2勝、2000年代に3勝を挙げている。90年代は世界ランクトップ20の常連で、96、99、00年には、平均パットのスタッツで3度1位を獲得。00年は、当時のツアー記録を更新する、平均パット「1.704」をマーク。世界一のパットの名手として名を知らしめた。
チャリティ活動にも精力的に取り組んできた。91年にプロ仲間のビリー・アンドラーデ（米国）とともに非営利団体を設立。ロードアイランド州とマサチューセッツ州の若者たちに、これまで1900万ドル以上を寄付してきた。また独自のジュニアゴルフファンデーションを設立し、毎年ロードアイランド州でトーナメントを開催。2015年4月に、生涯にわたるゴルフへの貢献を称えるフランシス・ウィメット賞を受賞した。
2011年から米国シニアツアー、PGAツアー・チャンピオンズに参戦しつつ、ゴルフ中継のアナリストとしても活動。18年にはローリー・マキロイ（北アイルランド）にパットをレッスンし、1年半ぶりの勝利をアシストしたことが話題となった。昨季は6試合、今季はいまのところ1試合とPGAツアー・チャンピオンズでのプレー機会は減っているが、自身のパット哲学についてはYouTubeで発信。佐藤大平が参考にしている。
Follow @ssn_supersports
