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西村優菜が笑顔の80点フィニッシュ 全英前の空き週でパリ五輪会場の“下見”へ | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 B・ヘンダーソン -17 2 S・シューバート -16 3 西郷真央 -15 L・コ -15 C・ハル -15 キム・ヒョージュ -15 C・シガンダ -15 8 L・グラント -13 G・ホール -13 コ・ジンヨン -13 順位の続きを見る

西村らしい笑顔で4日間を終えた

西村らしい笑顔で4日間を終えた(撮影:福田文平)

アムンディ エビアン・チャンピオンシップ 最終日◇24日◇エビアン・リゾートGC(フランス)◇6527ヤード・パー71>

笑顔のホールアウトとなった。海外メジャー大会3試合目にして初めて決勝ラウンドに進んだ西村優菜は、最終日に5つ伸ばしトータル11アンダーの15位タイに終わった。目標としていたトップ10には1打およばなかったが、「5アンダーで上がれてすごくうれしいです」と白い歯をこぼした。

3日目には憧れの選手と回り2人でピース!

出だしの1番でラフを渡り歩き3メートルのボギーパットを残すピンチ。これを沈めケガを最小限に食い止めると、3番、5番、7番でバーディ。2つ伸ばして後半に入り、10番から連2続バーディ。16番では10メートルを沈めてこの日6つめ。「自分のやりたいことはできていたし、パットもよかった」と、得意分野を武器にスコアを出すことに成功したこの4日間に充実感がにじむ。

フランス決戦は「80点くらい」と満足の内容。現在地を知るうえでは数字以上の収穫があった。「スピン量が多い球を打ち分けられたら」ともちろん課題も残るが、世界の舞台で足りないものを見つける4日間は今後の糧になるに違いない。

海外メジャーでの活躍を照準に合わせた今季。2週後には最終戦の「AIG女子オープン」(全英)も控えるが、もうひとつ気になることがある。2年後に行われるパリ五輪だ。

舞台は同じフランスのパリにあるル・ゴルフ・ナショナル。西村は全英会場のスコットランドまでの空き時間で、五輪会場をラウンドする予定。22年度は日本ゴルフ協会(JGA)が指定するJOC認定オリンピック強化指定選手にも選ばれており、2年後のスポーツの祭典をも見据えている。

「せっかくなので、行けるなら行きたいと思って」と休み暇はない。今後の代表争いを考えれば決して早いことはなく、西村の本気度がうかがえる。居残りでフランスでラウンド、そして遠征最終決戦のスコットランドへと足を向ける。(文・高桑均)

★メジャー最終戦「全英AIG女子オープン」WOWOWで連日生中継&ライブ配信予定
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