“ラッキー30万”で「電動自転車買います」 293ヤードの脇元華がドラディス賞獲得 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 菊地絵理香 -20 2 三ヶ島かな -19 3 小祝さくら -18 4 森田遥 -16 5 勝みなみ -13 山下美夢有 -13 7 全美貞 -12 吉田優利 -12 稲見萌寧 -12 10 脇元華 -11 順位の続きを見る
運も味方した脇元華 293ヤードでドラディス賞獲得(撮影:佐々木啓)
<大東建託・いい部屋ネットレディス 最終日◇24日◇滝のカントリークラブ(北海道)◇6560ヤード・パー72>
今大会では、決勝ラウンドの2番ホールで2日間の最長飛距離を競う「ベストドライビング賞」を設定。4日間の平均でも2日間の平均でもなく、2日間中の一発勝負となったこの“ドラコン”を制したのは脇元華だった。脇元はこの日のラウンドで293ヤードをマークして、賞金30万円を手にした。
身長174センチと長身の脇元は、2019年に初シードを獲得したが、「曲がらないけど、飛ばない。ショートゲームが得意」と、同年のドライビングディスタンスは231.42ヤードで78位。翌年は飛距離アップのためにトレーニングとスイング改造に着手した。「ダウンスイングで地面を踏んで、インパクトで地面を蹴る」打ち方で20ヤード以上の飛距離アップに成功。昨季のドライビングディスタンスは240.71ヤードで20位と大幅に順位を上げた。
2番ホールでは会心の一打かと思われたが、「もらっちゃっていいんですか?(笑)」と苦笑い。この日は賞のことは頭になく「とりあえずフェアウェイにいってくれ」と思って打ったボールは「左にいって、“ああっ”てなったら、カート道でカーンって跳ねたんです。(ドラディス賞で)いいんですか?」。ルール的にはフェアウェイ以外でも、カート道を使っても問題なし。コース左サイドのカート道を使っての記録に、脇元は恐縮しっぱなし。
2位が小祝さくらの275ヤードと知ると「ごめん、さく。もらいます(笑)」。今年3月から小祝と同じ吉田直樹コーチに師事する脇元は、仲良しの同門に悪びれながらもボーナスゲット。賞金30万円は「欲しかった電動自転車がそれぐらいの値段なので、買いたいと思います。ラッキーです(笑)」。
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