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全米オープンで“世界基準”を再確認 石川遼が目指す道「安定度、再現性を高く」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

スイング固めに苦心する石川遼 自身が見据える道を再確認した(撮影:ALBA)

JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 事前情報◇22日◇西那須野カントリー倶楽部(栃木県)◇7036ヤード・パー72>

先週は世界一過酷な大会ともいわれる「全米オープン」が行われ、マシュー・フィッツパトリック(イングランド)がトータル6アンダーでメジャー初制覇を遂げた。大会3日目の日本向け中継の解説を担当した石川遼は、そこであらためて“世界基準”を感じたようだ。

石川遼も興味津々 激スピンの新『JAWS』ウェッジ【写真】

7264ヤード(パー70)と例年の全米オープンに比べると距離的には長くはない。「ただ飛ばせばいいというものではなく、落としどころが狭かったり、フェアウェイやグリーンを外せば深いラフがある。客観的にいいセッティングに見えました」(石川)。そんな難セッティングで優勝したフィッツパトリックのほか、ウィル・ザラトリススコッティ・シェフラー(ともに米国)、松山英樹ら飛んで曲がらないショットメーカーが上位に多い印象だった。

飛んで曲がらない選手が多いことについて石川は「これからのゴルフはよりそうなっていくと思います」と話す。選手の飛距離やスキルが上がるとともに、コース自体の難度も上がっている。「パーオンができているとスコアを落とすリスクが少なくなります。どのコースでもパーオンをして、ずっとバーディパットを打つゴルフをすると、セッティングが難しくなってもスコアを崩さない」と分析する。

2011年の全米オープンではローリー・マキロイ(北アイルランド)が2位に8打差の圧勝でメジャー初制覇を遂げた。「当時のマキロイのように、2位と大差で勝負が決まる試合が最近はない。マキロイだけでなく、みんな圧倒的な差をつけることができなくなってきている。ギアの進化もありますが、飛距離が出る選手がより曲がりにくくなっていて、全体のレベルが上がって拮抗している。ひと昔前よりももう一つレベルが高くないと(上位に)残れない感じに見えます」。その中でも成績を残すためには「安定度、いかに再現性を高くできるか」だという。

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