UTのはずがウェッジに!? 渋野日向子が見せたダボ直後の「なにくそ」ビッグドライブ | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
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渋野日向子はナイスカムバック!(撮影:ALBA)
<ショップライトLPGAクラシック 初日◇10日◇ストックトンシービューH&GC(米ニュージャージー州)◇6190ヤード・パー71>
開始早々の2番でダブルボギーを叩き、いきなり苦しい状況となった渋野日向子。それでも途中、2つめのダブルボギーもありながら5つのバーディを奪って、イーブンパーまで戻してホールアウトできた。
なかでも大きかったのが14番のバーディだ。直前の13番で2打目を左のブッシュに入れてダブルボギーを喫した直後だったが、「すぐ気持ちを切り替えられた」と引きずることなくティイングエリアへ。その一方で怒りが完全に収まったわけではなく、「なにくそ感はあった(笑)」とドライバーを振りちぎった。
怒りを込めた打球はフォローの風に乗りグングン前へ。フェアウェイセンターを捉えた打球は291ヤードのビッグドライブに。「練習ラウンドのときはユーティリティだったのに、ウェッジを握りました(笑)」と残り120ヤードの2打目をピン右1.5メートルにつけてバウンスバック。1オーバーとすると「最終ホールで何とか獲りたいと思っていた」と狙い通りパー5で2オンし、バーディ締めでプラマイゼロに戻した。
渋野といえば何度ボギーを叩いても、気迫のこもったプレーで獲り返すバウンスバックが代名詞。ようやく、ここ数試合潜めていた“らしさ”が見えてきた。(文・秋田義和)
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