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過去2回は予選落ち 比嘉一貴が苦手コースで勝てた理由は「雨が少なかったから」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 比嘉一貴 -12 2 大槻智春 -11 3 岩崎亜久竜 -10 4 A・クウェイル -9 5 T・ペク -8 6 朴銀信 -7 7 星野陸也 -6 平田憲聖 -6 9 B・ケネディ -5 久常涼 -5 順位の続きを見る

ツアープロNO.1の座についた比嘉一貴 技術と度胸、少しの“幸運”がメジャー初タイトルに導いた

ツアープロNO.1の座についた比嘉一貴 技術と度胸、少しの“幸運”がメジャー初タイトルに導いた(撮影:佐々木啓)

BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 最終日◇5日◇宍戸ヒルズカントリークラブ 西コース(茨城県)◇7352ヤード・パー71>

比嘉一貴が最終18番で入れれば優勝の2メートルのバーディパットを沈め、今季2勝目&国内メジャー初制覇。優勝賞金3000万円を加算して、全英オープン日本予選ランキング最上位にいた星野陸也をかわし、7月にゴルフの聖地・セントアンドリュースで行われる「全英オープン」出場を決めた。

快進撃は2番でのイーグルから始まった【写真】

意外にも、比嘉はこれまで今大会に2回出場して、どちらも予選落ち。2019年大会はトータル5オーバー、昨年はトータル10オーバーと宍戸ヒルズCCの壁に跳ね返された。「今年の一番の目標は宍戸での予選通過」というほど苦手意識を持っていた。それを克服できた理由の1つが「今週は雨が少なかったから」。比嘉はドライバーで球の高低を打ち分けるが、雨で地面がやわらかくなると、低い球でランが出ず飛距離が稼げない。それに、例年の深いラフが雨でさらに重さを増すと「対応仕切れない」と感じていた。

いつも梅雨時期に行われるツアー選手権だが、今週は金曜日の雷雲接近による中断や、きょうの朝にパラパラと降ったくらいで、例年に比べ雨は少なかった。それに今年はラフが短く刈られたことも、比嘉にとっては宍戸の苦手意識をやわらげた。フェアウェイもそこまでやわらかくならなかったため、比嘉が得意とするドライバーの低い球でも「フェアウェイに落ちてくれれば、普通に打つのと変わらないくらい行ってくれる。それが雨だと変わってきてしまう」。雨の少ない宍戸で、ティショットの技術を存分に生かせた。

スコアカードを見ると、15番パー5で15メートルのパットを沈めたイーグルと、最終18番のバーディが優勝の決め手に見えるが、本人は「2番、3番が大きい」と話す。2番パー5では2打目をピン左奥のラフまで運び、下りの難しいアプローチが直接入ってイーグル。「アプローチを強く打っちゃったけどラッキーでした。チップインしていなかったら、グリーンを出ていたかも」と本人は語る。

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