今季5勝の西郷真央 連続予選落ちでまだまだポテンシャルを感じた【古閑美保の目】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
今季5勝の西郷真央はまだまだ強くなる(撮影:佐々木啓)
国内女子ツアーは今季38試合が行われる。「リゾートトラストレディス」終了時点でシーズンの3分の1にあたる13試合が経過した。今年からシード権の対象となるメルセデス・ランキングでは、ここまで5勝を挙げている西郷真央が独走中。開幕前に「西郷は1勝するとブレークする」と語っていた、ツアー通算12勝で2008年賞金女王の古閑美保に、ここまでの西郷を振り返ってもらった。(構成・山西英希)
■昨年は優勝争いしている間に力をつけていた
今季10試合に出場してツアー史上最速となる5勝目を挙げるなど、圧倒的な強さを見せている西郷真央。この成績に対して正直、驚きはありません。2020-21年シーズンからショットメーカーとしてすごいなと思っていたし、今年は3〜4メートルのパットが比較的入っていることで優勝を重ねているのでしょう。
昨シーズンは2位が7回、3位が1回と優勝争いに絡みながら、初優勝まであと一歩及びませんでした。そのまま未勝利で終わる選手もいますが、私が見てきた中では、2位や3位が続いたり、崩れてしまうけど優勝争いに絡み続ける人って、裏を返せばずっと頑張っていた証拠でもあるんです。
優勝に手が届いていなくても、その間に力がついているものなのです。だから一度勝つと、西郷のようにポンポンと勝てるわけです。反対に優勝争いにほとんど絡んだことがないのに、いきなり勝つ人っているじゃないですか。そういう人が2勝目を飾ることって少ないように感じますね。
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