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今年の『PGAティーチングプロアワード』最優秀賞に中村英美さん 母親は電話口で号泣し「親孝行できた」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

練習器具『SAT』を考案し、最優秀賞に輝いた中村英美さん(撮影:ALBA)

25日、『PGAティーチングプロアワード』は4月中旬から約1カ月のインターネット投票の結果、中村英美さんの「シンプルかつ再現性の高いスクエアなインパクトでゴルフをより楽しく クラブフェースの動きの可視化と自身の感覚とのギャップを埋める画期的ツールSAT」が最優秀賞に選ばれた。中村さんには記念トロフィーと賞金50万円が贈られる。

最終選考に残っていたのはこの3人【写真】

中村さんは12歳からゴルフをはじめ、トップアマとして「日本女子アマチュアゴルフ選手権」に2度出場。15年の「関東女子パブリックミッドアマチュア選手権」、「関東女子ミッドアマチュアゴルフ選手権」に優勝している。昨年にPGAティーチングプロA級を女性会員として初めて取得した。

「私は競技者を経てティーチングプロになりました。これまでの人生を振り返ると、ゴルフにおいて方向性は、スコアアップに非常に有効だと考えています。方向性=スクエアなインパクト。つまり、正しいフェースの向きでインパクトすることが重要です」と中村さんはいう。そこでクラブフェースの動きを視覚として認知しやすいように、シャフトの手元の近いところに取り付ける『SAT』を考案した。

ゴルフにおいてフェース面は小さい上に一番遠くにあり、スイング中にはどこを向いているか意識しづらい。それを自分のクラブに『SAT』を取り付けることで、アドレスやバックスイング、トップやインパクト、フォロースルーにいたるまで、フェースの動きを確認しながら、真っすぐ飛ばせるスイングを早く身に付けることができる。

「方向性が安定するということは、スムーズかつ効率的なスイングができていることになります。また、無駄のないシンプルなスイングは飛距離アップにも期待が持てる」と中村さん。実際に教えている初心者ゴルファーの一人は、ハーフベスト60台だったのが短期間で「48」にまで上がったという。

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