
「左に打ち出すことから始めよう」 林菜乃子を復調に導く師匠・芹澤信雄の存在 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 山下美夢有 -6 2 青木瀬令奈 -5 3 沖せいら -3 稲見萌寧 -3 菅沼菜々
-3 安田祐香
-3 7 岡山絵里 -2 竹内美雪 -2 9 穴井詩 -1 酒井美紀 -1 順位の続きを見る
今回はコーチの芹澤信雄がキャディ(撮影:佐々木啓)
<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 2日目◇6日◇茨城GC西C(茨城県)◇6680ヤード・パー72>
昨季の賞金ランキングで53位に入り前半戦出場権を獲得し、自身初の“シード権獲得”そして“優勝”に意気込んで始まった、林菜乃子の2022年シーズン。だが9戦に出場して、予選通過はわずかに1回。目標も“リランキング突破”に下げざるを得なくなった。
「どうしたらいいか分からなくて。試合にも出たくない気持ちになって…」。大会2週間前に急きょコーチである芹澤信雄に電話をし、その気持ちをそのまま伝えた。そしてキャディを依頼し、このメジャー大会でのタッグが実現した。
持ち前のフェード球が打てなくなり、なんとか調整しようとスイングを修正していたが、これが林を苦しめた。「手の位置がヘッド2個ぶんくらい下がっていたらしいです」。低いトップになったことでチーピンが出るようになり、そしてそれをかばうように右へプッシュアウト。「あっちこっちに散っていました」と、その様子はフェアウェイキープ率62%、パーオン率54%という今季スタッツの数字に表れている。
芹澤との修正は、まずはフェードを打てるようにするところから始まった。「左に打ち出すことから始めよう」。フェードを打ち始めた2年前に行っていた“基本的”な練習を繰り返し行い、徐々に感覚を取り戻し始める。そして今季国内メジャー初戦に間に合った。
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