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ロス2連戦で何が起きた? 7戦で見えた渋野日向子の成長と課題 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

今季7試合を終えた渋野日向子 2カ月で得た収穫と課題とは(撮影:GettyImages)

ひと区切り。渋野日向子が米国女子ツアーの戦いを終えて、一時帰国する。3月のアジア連戦から合計7試合。最終日の大失速、優勝争いからの転落、正真正銘の優勝争い、初の予選落ちと、2カ月のあいだにさまざまな経験をしてきた。このあとは5月19日に開幕する国内女子ツアーの「[LA2連戦を終えた渋野日向子のインタビュー【動画】]()

3月から始まったロード7戦のラスト2試合はカリフォルニア州ロサンゼルスの中心と、近郊での2試合。LA初戦の「DIOインプラントLAオープン」は「予選通過できたのが自分でも信じられない」という内容。ショット、パットともに納得いくものではなく、63位タイ。自信が持てないまま臨んだ今週の「パロス・ベルデス選手権」は今季初の予選落ちとなった。

「終わり方がよくない」と反省しきりでコースをあとにしたが、この7試合から得たものは、収穫と課題の両方だ。今年の初戦となったシンガポールでは初日に4オーバーと出遅れたが、徐々に順位を上げた。「攻めないといけない」と米ツアーの戦い方を肌で感じ、翌戦では攻めの姿勢を貫き、トータル20アンダー。勢いを持って3戦目の米本土初戦に臨んだが、最終日に「80」を叩く。それでも次戦で渋野らしさを見せる。

「別に好きではないんでけど」と笑うのが、海外女子メジャー初戦の「シェブロン選手権」。昨年まで「ANAインスピレーション」として行われていたコースは、距離も長く砂漠特有の風が吹く。ラフも深く難易度が一気に増すなかで、予選ラウンドを首位で駆け抜けた。3日目は思わぬ失速も、最終日に盛り返し4位でフィニッシュした。自信を取り戻し、1週空いてハワイに移動。「ロッテ選手権」では、最終日最終ホールまで優勝争いを演じた。

惜しくも2位になったものの、強風が吹くなかで「割り切ることができていた」と、風と友達になることができたのが好結果の要因。当然、技術、マネジメントあっての結果だが、その割り切りが、ロス2連戦では消えてしまった。

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