欧州優勝後も日本に参戦するショーン・ノリス 想像以上に日本愛が強かった【記者の目】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
ショーン・ノリス、日本愛がすごすぎました(撮影:米山聡明)
今年の3月17〜20日に開催されたDPワールドツアー(欧州ツアー)の「ステインシティ選手権」に優勝した南アフリカのショーン・ノリス。日本の男子ツアーよりも試合数が多く、賞金総額も高い同ツアーを主戦場にして戦うのかと思いきや、国内開幕戦の「東建ホームメイトカップ」に続き、「関西オープンゴルフ選手権」にも出場していた。残念ながら予選落ちに終わったが、翌週の「ISPS HANDA 欧州・日本とりあえず今年は日本トーナメント!」にも出場するつもりだ。
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一体なぜそこまで日本ツアーにこだわるのだろうか。「単純なことです。日本ツアーはこれまで自分に対してよくしてくれたからです。今のポジションにいられるのは日本ツアーのおかげですし、私は日本人も日本食も大好きです。だから日本ツアーに戻ってきました」とノリス。ある意味、日本人よりも義理堅いが、これほどまでに日本愛が強かったのは予想外だし、ここまで日本好きな外国人選手も珍しいのではないか。
ノリスといえば、元々は欧州ツアーで戦っていた。その後、アジアンツアーに拠点を移していた16年、日本ツアーとの共催だった「レオパレス21ミャンマーオープン」で優勝。翌週以降の日本ツアー出場権を獲得すると、日本を主戦場にする。17年以降も毎シーズン優勝を重ねていき、現在はツアー通算6勝を数える。18、19年は賞金ランキング2位になっており、今や日本ツアーを彩る顔の一人でもある。
ただ、今年は間違いなく日本ツアーの出場試合数は減りそうだ。5月19日から開催される「全米プロゴルフ選手権」に出場するが、その2週前に渡米し、大会終了後はビザの問題で南アに戻る。さらに、6月16日からの「全米オープン」、7月14日からの「全英オープン」に出場し、ようやく日本ツアーへ参戦予定だが、秋口の欧州ツアー終盤戦には出場するつもりだ。
今のところスケジュールは流動的だが、一つ言えるのは日本ツアーを撤退する気持ちが一切ないこと。「日本オープンに優勝して5年シードはありますが、それ以降も参戦しますよ。できればシニアツアーまでね(笑)。欧州ツアーやPGAツアーでどんなに活躍しても日本ツアーにはできる範囲で出場します」とノリス。
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