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今季パット好調の脇元華 短い距離は小さなテークバックと大きなフォローで緩まず決めきる! | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

脇元華は左足体重のままストロークしている(撮影:佐々木啓、福田文平)

脇元華は昨シーズン、ショートパットの不調からレギュラーツアーでシード権を逃したものの、今季は下部のステップアップツアー2戦目、「Hanasaka Ladies Yanmar Golf Tournament」でステップ初優勝を挙げている。一時は「どん底までいきました」というパッティングが現在は「不安がなくなって、余裕ができている」という。14日(木)発売のゴルフ雑誌ALBA842号で、脇元がショートパットの秘訣について話しているので紹介しよう。

そんなに! 脇元華はテークバックよりフォローが大きめ【写真】

脇元の19年シーズンの1ラウンド当たりの平均パット数は29.73で18位。その年は賞金ランキング47位で初シードを獲得した。ところが2020-21年シーズンの平均パット数31.01で91位まで落ち、賞金ランキングは75位に。1日約1.3打、3日間では約4打変わってくる。

「ショートパットはスクエアに当てようとして、インパクトで緩んで右に押し出すミスになりがち」という脇元。その対策として、「私が実践しているのは、テークバックとフォローの振り幅を1:2の割合で打つことです。テークバックが大きいと、インパクトで調整しようとして緩んでしまいますが、フォローを大きくすることで緩まずにしっかりとボールを打ち抜くことができます」。これでフェースの開閉が行われ、押し出すミスが出なくなった。

短い距離とはいえ、ボールのコロがりが悪いとカップに嫌われやすくなる。脇元はボールに順回転をかけるために、アドレスにも気を配る。「腰を左にスライドして左足体重でややハンドファーストに構えます。そうすると、ややダウンブローでロフトを立てて打てるため、順回転のコロがりのいいボールが打てるようになるんです」と明かしている。

脇元が好調なパットを足がかりに、再びレギュラーツアーに舞い戻る日はそう遠くないかもしれない。

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