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熊本地震から6年、地元で受け継がれる肥後魂 上田桃子は「前に進む気持ちが大事」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

上田桃子が2週連続Vに挑む(撮影:鈴木祥)

<KKT杯バンテリンレディス 事前情報◇14日◇熊本空港カントリークラブ(熊本県)◇6499ヤード・パー72>

2016年4月14日午後9時26分。最大震度7の地震が熊本地方を襲った。その後、同規模の大地震が16日の未明に発生。熊本地方は大きな被害を受けた。あれから6年、熊本空港CCは大地震の被害と闘いながら、コロナというこちらも未曾有の事態と向き合い、観客を受け入れ15日から開催される。

ウサギになった!?エリカ様

「過去のことではない」と神妙な面持ちで話すのは不動裕理。熊本が生んだスーパースターは、現在は熊本を離れ暮らしているが、「まだまだ復興していなところもあるので」と故郷を想いながら、今年の開幕戦以来の戦いに挑む。

永久シード、国内女子ツアー史上最強選手といっても過言ではない。ゴルフ王国・熊本を世に知らしめたのは不動。いまでも大きな声援が不動を包むが、その中には被災した県民を多い。そんな同郷に勇気を与えるプレーとなるか。「まずは予選通過」と謙虚な目標だが、不動の優勝争いを見たいと思う県民も多いはずだ。

先週の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」で今季初優勝を果たした上田桃子も熊本出身の一人として大会を盛り上げる気持ちが強い。07年当時として開催されていた「ライフカードレディス」でツアー初優勝を決めたこの地は、ジュニア時代から何度もプレーしてきた場所。「2007年の優勝を覚えていない人のほうが多くなってしまっているので、上書きしていかないと」と、あらためて熊本で存在感を見せつける。

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