マスターズの雰囲気を変える男が予選通過 「タイガーがいるとパトロンの熱量が違う」 【今田竜二のマスターズ現地リポート】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 S・シェフラー -8 2 任成宰 -3 C・シュワーツェル -3 松山英樹 -3 S・ローリー -3 6 H・バーナーIII -2 K・ナ -2 D・ジョンソン -2 C・スミス -2 10 J・トーマス -1 順位の続きを見る
やはりスーパースター タイガー・ウッズのプレーにパトロンが熱視線(撮影:GettyImages)
海外メジャー「マスターズ」の第2ラウンドが行われ、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(米国)が「67」をマーク。2位の松山英樹らに5打差のトータル8アンダーで単独首位に立った。復帰戦のタイガー・ウッズ(米国)は「74」で回り、トータル1オーバー・19位タイで決勝に進む。現地でラウンド解説を務める米国男子ツアー1勝の今田竜二にリポートしてもらった。
■タイガーへの歓声は他の選手の何倍も多い
2年ぶりにマスターズに帰ってきたタイガー。この日の前半は強風に苦しんだが、4バーディ・6ボギーの「74」で回り、予選通過を決めた。「やっぱりタイガーがいてくれるだけでマスターズは全然違います。パトロン(ギャラリー)の熱量が何倍も違いますよ」。
松山の1つ前の組で回っていたタイガー組には何重もの人垣ができ、タイガーの姿を見るのもひと苦労。「ボギーを打ってもパトロンがざわめいたり、バーディのときの歓声は他の選手の何倍もあります。今日だとスチュワート・シンクのホールインワンと同じぐらい歓声があがりますよ」。この日16番パー3でシンクがホールインワンを決めたが、タイガーがバーディを取ったときの歓声は、その“快挙”に匹敵するという。過去5度の優勝経験があるタイガーの復活は誰もが待ち望んだことであり、この歓声がタイガーを後押ししているのかも知れない。
この日は序盤の強風下で4つスコアを落としたが、「右足の影響から低い球でコントロールするのはまだ難しいのかもしれません。ただ全体的にはいいショットを打っていましたし、8番以降巻き返しました。いい位置で予選を通過したと思います」。残り2日。6度目となるグリーン・ジャケットのチャンスはまだまだある。「タイガー自身『最終日バックナインで首位と5打差にいればチャンスがある』と言っています。足の心配もありますが、あすは難コンディションの中、アンダーパーで回れるか。3、4アンダー出して、トップ10以内にいればチャンスはあるでしょうね」。
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