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昔は敬遠されたけど…最新「中空アイアン」は見た目も性能もバッチリ【ギア豆知識】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

中空アイアンはその名の通り、ヘッドの中が空洞になっている(撮影:ALBA)

「やさしいアイアン」と聞いて、どんなモデルを思い浮かべるだろうか? 今、市場にあるアイアンは非常に多様化しており、サイズもデザインも本当にさまざまある。そんな中で、今回注目したいのは、「中空」構造のアイアンだ。

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かつて「中空」と言うと、ゴルファーからあまり良いイメージを持たれていなかった。癖の強い形状、独特な打球音に、硬い打感など、フィーリング性能に難のあるものが多かったためだ。

しかし、製造技術が進歩するにつれて、形状やフィーリング性能も高めた「中空」が増えてきている。アマチュアゴルファーだけでなく、最新の「中空」にスイッチするツアープロも出てきており、もはやかつての悪いイメージは完全に払拭されたと言っていいだろう。

そもそも、「中空」にはアイアンを作る上でさまざまなメリットがある。ヘッドの内部に空洞を作ることで、余った重量を再配分して寛容性を高めることが可能になるし、フェースを薄く作ることもできるので、通常のアイアンよりも反発力を高めることも容易だ。

そして、一番のメリットはヘッドサイズをコンパクトに保ったまま、上記の性能アップが可能なことだろう。たとえば、昨年の賞金女王、稲見萌寧が使用しているテーラーメイド『P770』は、アスリートモデルらしいシャープな見た目だが、ヘッド内部にタングステンや「スピードフォーム」と呼ばれる充填材を入れることで、操作性やフィーリングを損なうことなく、寛容性アップに成功している。

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