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「ガツーンって感じにも慣れました(笑)」 六車日那乃が“これぞアメリカ”な不安もやわらぎ本番へ | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

六車日那乃は現地のキャディと二人三脚で挑む(撮影:ALBA)

オーガスタナショナル女子アマチュア(予選) 事前情報◇29日◇チャンピオンズ・リトリートGC(米ジョージア州)◇6410ヤード・パー72>

日本ゴルフ協会(JGA)が選出するナショナルチーム(日本代表)でも活躍した六車日那乃は、米国での生活にフィットし始めたところで、大舞台の開幕を迎えることができそうだ。

「日本には無いようなコースで、グリーンも速いし、難しいです」。18ホールの練習ラウンドを回り切り、コースにはこんな印象を抱いた。さらにそのグリーンは場所によっては強い傾斜もあるため、その難易度は増す。「グリーンの外からパターで寄せる練習も多めにしました」。おいそれとウェッジを握らせてくれないシビアな状況だが、それもいつも通りのほんわかとした口調で振り返る。

これまでに海外での試合経験もしっかりと積んできた。ただ、それでも渡米直後に戸惑ったこともある。それが“食”だ。「食べ物がガツーンって感じ(笑)。最初はそのガツーンがきつかったです」。初日からチキンフィレサンド、ポテト、鉄板焼きと連続。28日に宿舎で行われたウェルカムレセプションでも、ピザ、タコス、ハンバーガーにアイスと、まさに「アメリカって感じ」というメニューが続いた。ただそれも米国生活3日目にして「慣れてきました」。最初に体をかけめぐった衝撃は、今はない。

そして海外で、大きな障壁となるのが“言葉”。特に今回、バッグを担ぐのは大会が用意した現地のハウスキャディとあって、そこへの不安も少なくはなかった。英語も得意ではないため、その思いはひとしおだが「分かりやすく話してくれました。ジェスチャーとか織り交ぜてくれて。いいキャディさんですごく楽しいです」とパートナーに救われた。コミュニケーションの不安も大きく解消した、といえる。

難コースに対して「まずは目の前の一打をしっかりとマネジメントしたいです」と考えるうえでも、コース上でお互いの考えを理解し合うということは不可欠。また食が細れば、体が資本のアスリートにとって、影響は結果にも反映される。この“難題”をクリアしたことで、よりマイペースに自分のプレーに集中できるはずだ。(文・間宮輝憲)

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