原英莉花が祖母へ誓った宮崎での優勝 “お守り”のブレスレットを身に着けて「力をください」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
原英莉花、亡き祖母と二人三脚の気持ちで優勝を目指す(撮影:佐々木啓)
<アクサレディス 事前情報◇24日◇UMKカントリークラブ(宮崎県)◇6546ヤード・パー72>
原英莉花が並々ならぬ思いで宮崎の地に立った。先週の高知戦を頚部捻挫(首痛)で欠場したが、1週間の休養を挟み、25日(金)から開幕する「アクサレディス」で復活する。
「寝違えみたいな感じでした。走ったときに厳しいと思った」と異変に気付くとすぐさま病院に行き、体のケアを行うことを決めた。オフを終えて、「スイングはだいぶ不安なく振れているけど、しゃがんだりとか、ちょっとした動作が心配」。最近の寒さの影響もあり、「大丈夫」とはいうものの、首と以前から負傷している腰に、やはり不安の言葉を口にした。
コンディションに不安が残る中でも、原にはどうしても宮崎で戦いたい理由があった。「月曜日にお墓参りに行きました」。昨年大会の開催直前に、大好きだった祖母が亡くなった。欠場するという選択肢もあったが、原は応援してくれていた祖母の気持ちを胸に、戦うことを選んだ。大会初日は「黒は着たくなかった」と、祖母への想いを表して上下白の装いでプレー。優勝には届かなかったが、3位タイの好成績で、精一杯のプレーを祖母に捧げた。
今年も祖母に優勝を誓い、宮崎入りした。「“力をください”って言いました」。そして祖母との思い出の品も持参したことを明かした。「中学校ぐらいのときにブレスレットが欲しくて、それをおばあちゃんが買ってくれました。それを身に着けてきました」。お守りのブレスレットから力をもらい、祖母の気持ちとともに戦っていく構えだ。
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