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ウッド系のシャフトを全取り替え! 小祝さくらは“ミート”重視から“スピード”重視へシフト【QPのクラブチェック】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

賞金女王を狙う小祝さくらは、ウッド系のシャフトをすべて替えた(撮影:佐々木啓)

国内女子ツアーが開幕を迎え、女子プロたちの使うクラブが気になるところ。ティーチングプロ兼クラブフィッターのQPこと関雅史が開幕戦で使用したセッティングを解説する。今回は、昨季5勝を挙げて自己最高の賞金ランキング3位でシーズンを終えた小祝さくらのクラブチェック。前週の「Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント」では10位タイと今季初のトップ10入り。ここからエンジンがかかりそうだ。

小祝さくらの開幕戦クラブセッティング【写真】

小祝のキャディバッグをのぞくと、一見、昨年の最終戦と同じように見えるが、キャディバッグからクラブを抜くとウッド系のシャフトが一新。ドライバーとフェアウェイウッドは、昨年までは[ディアマナ]()ZF50 S』に替わっていた。

「単純にドライバーのボール初速が出たのだと想像できます。PTとZFの動き方は似ていますが、PTは中しなり、ZFは中元しなりと走り感とか弾き感は全然違います」とQP。似たような動きをするシャフトでも、メーカーによって素材や設計思想の違いもあるという。

「簡単に言えば、三菱はしなったものを早く戻そうとする素材で、[グラファイトデザイン]()はいわゆる粘るシャフトが多いです。粘るシャフトはタイミングが取りやすいので芯に当てやすい。芯に当てて初速を上げたいタイプの選手に合う傾向です。もともとミート率の高い小祝さんは三菱の“ギュッ”と走る感じがよかったのかも知れませんね。プロはだいたい自分のスイングに合った飛ぶシャフトを探します。ドライバーのシャフトを替えたら、フェアウェイウッドも統一した方が同じ感覚で振れると思います」。すでにミート率の高い小祝は、走る感覚のあるシャフトで初速を上げる狙いにシフトしたと読み取れる。

アイアンは5番から7番までがポケットキャビティ型の[スリクソン]()「ZX7」。長い番手はボールが上がりやすい設計で、短い番手は操作性がよくスピンが入るタイプと分けている。

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