“最後の賞金女王”稲見萌寧 仕上がりは「30〜40%、練習できなかった」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
稲見萌寧は開幕前にちょっぴり不安?(撮影:鈴木祥)
<ダイキンオーキッドレディス 事前情報◇2日◇琉球GC(沖縄県)◇6590ヤード・パー72>
「思うようにオフを過ごせなかった」。昨シーズン9勝を挙げて賞金女王を戴冠した稲見萌寧は、大会前の会見に応じ、真っ先に不安の言葉を口にした。
自身が抱える腰痛の改善に向けて、オフには肉体改造に着手。それを生かした新スイング習得にも励んできたが、その完成度はまだ「30〜40%。練習も(MAXが10だとしたら)12月、1月は『2』しか練習できなかった」とプロになってからも1日10時間の練習を続ける“練習の虫”は準備不足を危惧している。
インパクト時にやや左足を踏み込むようなスイングに変わったような印象があるが、稲見は「なにか特別に変えたということはない。違うというよりは延長線上」と大きな意識変更はない。しかしまだ完全に掴めていないのか、あすからの開幕に向けて、この日の練習ラウンドでもスイング動画の撮影をキャディに頼み、チェックする様子が何度も見られた。
今シーズンから賞金ランキングではなく、メルセデス・ランキングに重きが置かれる。賞金女王が名誉職になってしまうことについては「“最後の賞金女王”ということでかっこよくていい終わり方だった」とユーモアあふれる返答もみせ、「目の前の目標をクリアしたらまた立てて、という性格。まずは1勝できるように」と意気込みを語った。
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