ミュージシャンとの異色タッグで生まれたV あの高橋真梨子もまさかの展開に【名勝負ものがたり】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
まさかまさかの優勝だった(撮影:ALBA)
歳月が流れても、語り継がれる戦いがある。役者や舞台、筋書きはもちろんのこと、芝や空の色、風の音に至るまでの鮮やかな記憶。かたずを飲んで見守る人の息づかいや、その後の喝采まで含めた名勝負の舞台裏が、関わった人の証言で、よみがえる。
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“異色タッグ”の実現は、友利勝良が軽い気持ちでつぶやいた一言がきっかけだった。
1995年の夏、博多の夜。友利は知人のミュージシャン、ヘンリー広瀬・高橋真梨子夫妻らと食事をしていた。
友利はこの時、スコットランドのセントアンドリュースで行われた全英オープンから帰ったばかり。予選ラウンド2日間を終え飛ばし屋のジョン・デイリーらとともに首位。最終的には24位だったが「世界のトモーリ」としてその名を轟かせて帰国したばかりだった。
その席で広瀬夫妻から「北海道へ旅行に行く」と聞かされた友利に、あるアイディアが浮かんだ。
「ヘンリーさん、それならマッチプレーでキャディやってよ。どうせ1回戦で終わるからさ。その後、は空くから一緒にゴルフでもしようよ」。
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