イップスを乗り越えた大里桃子 次なる課題は「リカバリー率」【開幕戦意気込み】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
自身初のシーズン複数回優勝を目指す(撮影:米山聡明)
国内女子ツアーの新シーズンは、3月3日から沖縄で開催される「ダイキンオーキッドレディス」で幕を開ける。開催まで2週間を切り、出場選手から意気込みのメッセージが届いた。
「自分が思っていた以上の結果を出せました」。昨シーズン「ほけんの窓口レディース」で優勝し、賞金ランキングは12位に入った大里桃子。しかしその優勝の裏には長年の苦悩があった。
大里は2018年のプロテストに合格しその直後、「CAT Ladies」を制してツアー初優勝。華々しいスタートを切ったが、そのシーズン最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」で30センチのパッティングを外したことが引き金になり、ショートパットが入らない“パターイップス”に悩まされた。
19年、20年と根本的な解決には至らず迎えた21年。パターを36インチに長くし、3つの握り方を駆使することで解決の糸口が見え、3年ぶりにやっと2勝目を挙げることができた。これをきっかけに本来の強気を取り戻し、「安定したスコアを出せるようになり、後半戦で予選落ちをしなかった」と満足のいくシーズンとなった。
悩みだったパッティングに自信をつけた大里が、つぎに挙げた課題はアプローチ。「リカバリー率の悪さが課題なので、アプローチのレパートリーを増やしていけるよう、オフに取り組んでいます」。59.57%で全体58位だったリカバリー率の向上を目指し、地元・熊本を拠点としてショートゲームに磨きをかけている。
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