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アルゼンチンのスター、エドアルド・ロメロ氏が67歳で死去 世界80勝の名手 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

最後は市長を務めるなどアルゼンチンゴルフが誇るスターの1人だった(撮影:GettyImages)

欧州ツアー8勝を含む世界80勝を挙げたアルゼンチンのプロゴルファー、エドアルド・ロメロ氏が癌のため死去したと14日、PGAツアーが発表した。67歳だった。

2008年の全米シニアオープンを制し満面の笑みを浮かべるロメロ氏【写真】

スペイン語で“猫”を意味する“エル・ゲトー”のニックネームで知られたロメロ氏は、1989年から2002年に欧州ツアーで活躍。1989年の「ランコム・トロフィー」(フランス)。ベルンハルト・ランガー(ドイツ)とホセ・マリア・オラサバル(スペイン)を1打差で抑えてツアー初優勝を挙げた。

最後の優勝は、スコットランドで行われた2002年の「バークレイズ・スコティッシュオープン」で、プレーオフのすえフレデリック・ヤコブソン(スウェーデン)を下した。48歳の誕生日を3日後に控えたツアー勝利は当時の年長勝利記録の歴代3位に入るものだった。

その後はシニアツアーでも活躍。08年にブロードモアCC(米コロラド州)で開催された「全米シニアオープン」では、「猫」の異名のとおり、最終日の後半に4連続ボギーを打ちながらも最後は崩れることなくひたひたと強さを発揮。フレッド・ファンク(米国)に4打差をつけて勝利した。

アルゼンチンツアーで44勝、地元のコルドバツアーで5勝、PGAツアーチャンピオンズではメジャー2勝を含む5勝、欧州シニアツアー2勝など輝かしい記録を残す。アルゼンチン代表としてもワールドカップに13度出場。00年にアルゼンチンのブエノスアイレスGCで開催された同大会では、アンヘル・カブレラとのコンビで、米国チームのタイガー・ウッズ、デービット・デュバル組と優勝争いを繰り広げ2位となった。母国に多くのゴルフファンを作ったことも功績として称えられる。

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