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マジェスティ『コンクエスト』は本当に飛ぶ? アマ4人が打ってみた【記者の目】

記者はトラックマン計測で最長級の数字を記録

[マジェスティ]()を未体験の方にはぜひ試してほしい」と同社。

■パワースリット&AM31-2チタン製で高初速!

そこでドライバーを4名のアマがテスト。今作ドライバーのキーテクノロジーは、「パワースリット」と呼ぶフェース側の3本の溝と業界初採用の高強度チタン材「AM31-2」で「フェース全体が大きくたわむ反発設計」と同社。また、クラウンのカーボン部分を38%拡大し、短めの重心距離の「スピードターンデザイン」も特徴だと言う。

最初に打ったのはHS42〜44m/s前後の56歳。振り遅れ気味の球もあったが、トラックマン計測のHS42.6、BS61.4、SPIN2870、CARRY225.6、TOTAL244.8yをマークし「フレックスは普段Sだけど、SRでもいいくらい純正シャフトの反応と戻りがいい。ミスしても初速が出る」と印象を語っていた。

■スピン量が安定して、打点を外しても初速◎

次に打ったのがHS50m/sの記者・42歳。いつも通り薄めの当たりが多発したが「ミスしても初速が出る」点は同感。特にヒール下部でもつかまった球が出やすく「上下左右に外れてもスピン量がなぜか3000rpmを越えず、最適スピン量で曲がりも少ない」。最長飛距離は左に巻いたがHS50.7、BS76.1、SPIN2280、CARRY279、TOTAL310.3y。エース1Wでもここまでの数字は殆ど記憶がない。

次はHS46m/s前後の45歳。普段スピン量が多めだが「芯に当たってないのに2600〜2700回転前後で安定する」が第一印象。「少し長めでもシャフトが良くつかまる。『マジェスティはシニア向け』の印象を持つアスリートでも打てば驚くはず。普通に打って自然につかまるし、打感も音もいい」とHS46.3、BS67.8、SPIN2660、CARRY258.4、TOTAL276.4yをマークした。

■大手外ブラに全くひけを取らず

最後に打ったのが両肩の負傷でリハビリ中の57歳。HS38m/s前後で左肩を逃しながら打って「スライスにならずつかまってくれて安心」と話す。「下目やヒールに当たっても前にいく弾道でスピンが変に増えず、曲がり幅も狭くなる」とし、HS38.1、BS55.8、SPIN2360、CARRY185.3、TOTAL218.5yを記録した。

今月から来月にかけ、新作ラッシュが続く。[マジェスティ]()の代名詞である最高級価格ではないのに、シャフト含めここまでの性能とは恐れ入る。

Text/Mikiro Nagaoka

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