「日本人として日本で一番でいたい」 腰の状態、仕上がり…女王・稲見萌寧が“現在”を語る | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
賞金女王・稲見萌寧が今の状態を語った(撮影:福田文平)
昨季9勝を挙げ、自身初の賞金女王に輝いた稲見萌寧が、今季へ向けての“本格始動”を前に拠点とする千葉市若葉区の練習場・北谷津ゴルフガーデンで会見を開いた。この席で、昨年苦しんだ腰の状態や現状などについて話した。
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ツアーでの活躍はもちろん、8月には東京五輪で銀メダルを獲得するなど、一躍日本ゴルフ界の顔へと成長した2021年については、少し困ったような表情を浮かべながら「いろいろあった年ですね」と振り返る。「基本的に過去のことを考えたりはしないので、“去年1年を”と言われると…」というのが困惑した理由だと話すが、それ以上に一言では表現しきれないほど濃密な毎日だったのは想像に難くない。
その“いろいろ”のなかで真っ先に思い浮かぶのが、シーズン後半に苦しめられた腰痛のこと。「歩けなくなるくらい痛かったのは初めて」と、これが棄権や欠場の理由にもなった。「初期対応を間違えてしまったのが心残り。(棄権したマスターズGCレディースを)最後までやり切れていたら、違うタイトルが獲れていたかもしれない。それが一番の反省ですね」と、どうしても頭から離れない部分だ。
だがそれも「まだ重たいモノは持てなかったりするけど、練習ができないとかではない」と快方に向かいつつある。今月新たに契約したコンディショニングトレーナーの澤木弘之氏の施術プログラムもハマり、しっかり練習に取り組める手ごたえを今は得ている。
腰の状態に加え、新シーズンへ向けた用品のテストなども立て込み、12月、1月の練習量はこれまでの「30〜40%」くらいにとどまったと話す。“練習の虫”にとって、この状況は「顔にニキビが一気に3つできてショックです(笑)」というほどのストレスにもなったが、2月からは「自分の練習とトレーニングで全部時間を割きたい」としっかりと腰を据え、これまでの遅れを取り戻していく。
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