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「まずはボールから」アマチュアがメーカーにクラブを提供してもらうまで【アマチュア担当に聞く】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
原英莉花は高校時代からブリヂストンスポーツのモニターとして、ボールのサポートを受けていた(撮影:佐々木啓)
今年の1月1日より、新しい「アマチュア資格規則」が発効され、すべてのスポンサー関連の制限を廃止されることとなった。これにより、メーカーとアマチュアゴルァーとの間で結ばれていた、いわゆる『個人モニター制度』における「年間クラブ1セット、ボール24ダース」いう縛りも撤廃されることになった。これを機に、今まで“藪の中”にあった『個人モニター制度』の実態を、[ジュニア時代を発掘! 17歳の原英莉花をキャッチ【写真】]()
まず、誰が、どのような判断基準でサポートする選手を選ぶのかということだが。
「私のようなアマチュア担当者が、まずは地区の試合に出向いて行って、いろんなチェックをするんですよね。スイング、佇まいとか雰囲気、あとはブリヂストンのブランドのイメージに近いか、使用クラブの傾向、そういった観点から自分なりの評価をして、サポートしたいと判断したら、こちらから声を掛けます。あと成績面での判断基準として、全国大会に出るレベルの選手であるというのがあります。2000年代前半はサポートできる人数は限られていて、日本アマとか日本女子アマに出場するクラスでもサポートを受けていない選手は多くいました」(アマチュア担当:以下同)
アクセサリー類からウエアやボール、クラブを扱うゴルフ用品の総合メーカーであるブリヂストンスポーツが、アマチュア選手に対して最初にモニターとしてサポートするのはボールだという。
「厳しいフィルターを潜り抜けて、初めてサポートをさせていただくのはボールです。私たちのようなボールを扱うメーカーは、ボールを使ってもらうことが大前提という部分があります。ですから、クラブだけ使いたいという選手は基本的にサポートの対象外になります。他社ボールメーカーさんもまずボールから入る、これは同じなのではないかと思います。まずボールのモニターから始まって、そこから成績や活躍に応じてボール以外のアクセサリー類から最終的にはクラブまでサポートの幅を広げていくという流れですね」
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