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2022年1月からの長さ規制で影響は? 2021年にスタッツ爆上げした選手たち

2020年より平均18ヤードも飛距離を伸ばした、ディラン・フリッテリ(撮影:GettyImages)

2021年も年の瀬を迎え、来年1月からプロツアーではドライバーの長さ46インチ以下の規制がローカルルールとして施行される。各ツアーで影響を受けるのは誰か? 2021年にドライバースタッツを爆上げした選手に注目してみたい。

国内男子ツアーは長尺化で平均飛距離を引き上げた代表が小鯛竜也で、前季の285.98yから46.5インチを使って291.24yに。(10月に45.5インチに戻した)また、夏以降には石川遼が45.5から2インチ伸ばし47.5インチを採用。いずれも、新ルール施行が10月に発表されたため、影響は軽微と見られる。

PGAツアーではどうか。2020年の291.3yから309.3yと18yも伸ばした[▶▶▶外ブラ大手4社で【最速ボールスピード】はどれか? 3千人以上テストした、プロフィッターに聞く]()

かたや、長尺に頼らずともヘッドスピード(HS)とボールスピード(BS)を大幅に引き上げた選手たちも多い。その代表がなんと言っても28歳のブライソン・デシャンボー(King LTD Pro)。HSを125から132.25mphと平均7.25mph(3.24m/s)も上げ、BSは6mph(約2.7m/s)アップ。直近の練習では最速の221.5mph(約99m/s)を記録するなど、スピードトレーニングを継続する。

デシャンボーほどではないが、他の選手のスピードアップも目立った。33歳のジョセフ・ブラムレット(TSi3)はHSを4.69mph(約2m/s)、BSを6.88mph(約3m/s)引き上げ平均10.3y飛距離を伸ばした。また、32歳のローリー・マキロイ(SIM2)はHSで4、BSで4.16mph(約1.85m/s)アップ。24歳のビクトル・ホブラン(G425LST)もHSで3.5mph、BSはそれ以上の5mph(約2.2m/s)アップ。

ベテラン勢も負けていない。45歳のチャーリー・ホフマン(TSi3)は、HSで3.19mph、BSで5.51mph(約2.5m/s)も引き上げ、平均飛距離10yアップ。また、48歳のスチュワート・シンク(G425MAX)は平均10.9yも伸ばしたが、こちらはHSが0.82しか伸びていないのに対し、BSが3.4mph(約1.5m/s)も伸びていた。

46インチ以下に規制されれば、自ずとHSとBSを上げる道が狭まってしまう。各社のBSアップにおけるテクノロジーの重要性が増すばかりで、ベテラン勢を中心に、どんなヘッド、どんなシャフトを選ぶかに、引き続き注目が必要だ。

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