「ゴルフができなくなるのでは…」 抱えていた“恐怖”を洗い流した原英莉花の止まらない涙【2020-21年“涙のワケ”】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
涙の裏にあった原英莉花の苦悩の1年(撮影:佐々木啓)
新型コロナウイルスの影響で2020、21年が統合された国内男女ツアーは、1年半にも及ぶシーズンを終えた。そして今季も“初優勝”“復活”など印象的な場面がファンの心をつかんだ。そんなシーンをさらに彩ったのが、選手たちが流した涙。ただ、そこに至るまでの理由は人それぞれだ。そんな数々の涙にスポットライトをあて、長かったシーズンを振り返る。
◇
昨年、「日本女子オープン」、「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」でメジャータイトルを勝ちとった時でさえ笑顔だった。しかし今年手にした1つの勝利では涙が止まらない。
11月に行われた「大王製紙エリエールレディス」。今季も残り2試合というなか、約1年ぶりとなる通算4勝目を挙げた原英莉花は、ウイニングパットを決めるとすぐにその顔を右の手の平で覆い隠した。勝利を祝福するギャラリーもぼやけて見える。そして、その涙はアテストを終え、優勝インタビューを迎えても乾くことはなかった。
「この1年間ずっと苦しくて…、自分の思う通りに運べなかった。体の痛みもあったなかで優勝にたどりつけたと思ったら…すごくうれしかった」
X(Twitter)をフォローしよう
Follow @ssn_supersports
Follow @ssn_supersports