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200万円を捨ててでも アマチュアのままで戦った、米澤蓮の1週間 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 A・エバンス -8 2 平田憲聖 -7 3 竹内優騎 -5 4 篠優希 -5 5 川上優大 -5 6 大内智文 -4 7 岡田絃希 -3 8 小西貴紀 -3 9 岩崎亜久竜 -3 10 尾崎慶輔 -2 順位の続きを見る

@米澤蓮、決意の1週間を終了(大会事務局提供)

@米澤蓮、決意の1週間を終了(大会事務局提供)

JGTOファイナルQT 最終日◇10日◇トム・ワトソンゴルフコース(宮崎県)◇6984ヤード・パー72>

長い4日間を終えてクラブハウスに戻ると、テーブルについて書類を書き始める。同級生たちよりひとあし遅く、プロ転向をするための申請書だった。

福祉大の先輩は、全身ラルフローレンで表彰!

今年の出場選手93人のうち、アマチュア選手はただ一人。同級生はQTのファイナルステージに挑戦するタイミングでプロ転向を決める中、米澤蓮(東北福祉大学4年)はアマチュアのまま出場した。「先週はアマチュアとして良いプレーができたし、その流れを持って行きたかった。そこまでデメリットも、あると思わなかったので」。前週に3会場で行われたサードステージのうち、JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部から2位でファイナルステージへ進出。プロとして出場する“メリット”は、今回の米澤にとって、そこまで大きな意味をもたなかった。

ファイナルステージに進めば、順位に応じて賞金が配分される。優勝賞金が200万円。トーナメントに比べれば金額は微々たるものだが、20万円というエントリー費用、宿泊や移動のコストを考えれば、あるのとないのとでは大きな差だ。それでも、「200万円を下に見ているわけではないけど、長いスパンで考えたら、目先の賞金にこだわらなくても」とキッパリ。名前の横についた『@』マークは、ゲン担ぎのようなものだったのかもしれない。

ファイナルステージを終えて、与えられたランキングは55位。レギュラーツアーの出場が見込める順位には届かなかった。「結果だけ見れば、プロ転向をしておけば、とも思うけど、どちらでプレーしても結果はさほど変わらないと思いますし、実力のなさが出ただけ。真摯(しんし)に受けとめて、来年にむけて調整できれば」。上位で終えられなかったことには唇を噛んだが、アマチュアとして挑戦したことに悔いはない。

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