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「来年こそは…」 歴代最高の総合力ナンバー1・大槻智春の悩み  | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

“総合力ナンバー1男”大槻智春(右)が来季狙うのは、やはり“優勝”だ(撮影:村上航)

国内男子ツアーは「ゴルフ日本シリーズJTカップ」でシーズンが終わり、6日にはジャパンゴルフツアー表彰式が行われた。平均ストロークやドライビングディスタンス、フェアウェイキープなどツアーの主要部門1位の選手や最優秀選手賞(MVP)、ゴルフ記者賞など17部門で表彰する。

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そのなかで、メルセデス・ベンツトータルランキング賞(※)というものがある。総合的に優れた選手を選出することを目的に、平均ストローク、平均パット数、パーキープ率など、主要9部門の順位をそのままポイント換算し、合計して最も少ない選手が1位となる。

この今季の総合力ナンバー1の称号を手にしたのは大槻智春だ。イーグル率とトータルドライビングで1位。バーディ率3位、サンドセーブ率4位など上位が多く、最も悪くてもドライビングディスタンスの22位。総合ポイントは88で、2位・金谷拓実の127ポイントを大きく離している。この88ポイントは、9部門で算出されるようになった2002年以降、06年の片山晋呉の92を上回る歴代最高のポイント。大槻がいかに穴のない選手かが分かる。

「総合力1位とは感じないですよね。勝ちたかったです」。19年に「関西オープン」でツアー初優勝を遂げた大槻。今季は2位4回、3位2回を含むトップ10入り12回で賞金ランキングは10位に入ったが、2勝目を手にできなかったことに悔いが残る。

「パッティングが入らなさすぎましたね」。シーズンを通して入ったという記憶が少ないという。平均パット数(パーオンしたホールのみ)の数値を見ると1.7563で16位。パーオン率は69・67パーセントで7位、バーディ率は4.17で3位と、データだけ見ると、きっちりバーディが獲れているように感じるが本人の肌感では違う。

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