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憧れの「キラキラした世界」へ永嶋花音が5位通過 一方11月トップ合格者は最終日に崩れ…【QT“明と暗”・ルーキー編】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 下川めぐみ -9 2 石川明日香 -8 3 川岸史果 -6 4 大出瑞月 -6 5 永嶋花音 -5 6 黄アルム -5 7 福山恵梨 -4 8 福田真未 -4 9 木下彩 -4 10 石井理緒 -3 順位の続きを見る

輝きを放った“ルーキーズ” 左から桑木志帆、佐藤心結、永嶋花音、小倉彩愛、佐久間朱莉

輝きを放った“ルーキーズ” 左から桑木志帆、佐藤心結、永嶋花音、小倉彩愛、佐久間朱莉(撮影:福田文平)

<JLPGAクォリファイングトーナメント 最終ステージ 最終日◇3日◇葛城ゴルフ倶楽部 宇刈コース (静岡県)◇6412ヤード・パー72>

96人の選手が参加して行われた、来季出場権を争うQTが終了した。そこにはルーキーも22人が出場。新型コロナウイルスの影響で、今年は6月、11月と2度行われたプロテスト合格者たちの来春からの“職場”もおおむね決まったことになる。そのなかで最上位のQTランク5位で通過したのが、11月合格者の永嶋花音(はなね)だ。

トップ通過の下川めぐみはこのスマイル【写真集】

台風並みの強風が吹いた2日目も「72」と耐え、4日間オーバーパーはなし。笹生優花、西郷真央らと同じ2001年生まれで、自身3度目の受験でテストを突破した。「(失敗した)6月のテストがもう1、2年前のことに感じます。11月は自信があったけど、そこで受かった直後に、今度は(QTを)上位で通れるとは思ってませんでした。(来季レギュラー前半戦出場権獲得ラインの)30位にしがみつこうと思っていたので」と、この結果に驚きを隠せない。

東京都出身だが、高校はゴルフ環境を考え、父親が当時単身赴任していた宮崎県の日章学園高に進んだ。そして卒業後は東京に戻り、千葉県内のゴルフ場でキャディのアルバイトをしながらプロの道を目指していた。同級生たちが活躍する一方で、自身は高校3年時に受けた19年、そして今年6月のテストと連続で失敗。「くやしい思いもたくさんしました。キラキラした世界に憧れていたのに、(合格できず)みじめだし、やってもやってもうまくいかないこともあった。思い通りいかなくて苦しかったです」と、この“浪人生活”を振り返る。

だがいよいよ来年は開幕から、そのキラキラした舞台で戦うことができる。「私は(高校時代を過ごした)宮崎県が大好き。目標はリコーカップに出ることです」と、ターゲットを優勝者やランキング上位者のみが出場できるシーズン最終戦に定めた。ルーキーイヤーから、ほかの同級生たちと同じような活躍に期待がかかる。

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