新垣比菜は苦しみながらも突破 成田美寿々は厳しい表情、松田鈴英は悔し涙【QT“明と暗”・シード選手編】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 下川めぐみ -9 2 石川明日香 -8 3 川岸史果 -6 4 大出瑞月 -6 5 永嶋花音 -5 6 黄アルム -5 7 福山恵梨 -4 8 福田真未 -4 9 木下彩 -4 10 石井理緒 -3 順位の続きを見る
奮闘した新垣比菜 来季の“ツアー残留”を決めた(撮影:福田文平)
<JLPGAクォリファイングトーナメント 最終ステージ 最終日◇3日◇葛城ゴルフ倶楽部 宇刈コース (静岡県)◇6412ヤード・パー72>
96人の選手が参加した、来季出場権を争うQTが終了した。上位30位程度に入れば、来年のレギュラーツアー前半戦にフル出場できることが見込まれるが、その枠をかけた戦いには14人の今季シード選手も参加。72ホールを終えた後には、ホッとした表情を浮かべた者だけでなく、厳しい表情を浮かべた者、なかには涙を流す者と明暗が分かれる結果となった。
最終日「76」と苦しみながらも、前日までの貯金を生かし“レギュラー残留”を決めたのが新垣比菜だ。トータル1アンダーでQTランク19位が確定。最後の18ホールはプレッシャーもあり、「パターが急に打てなくなって…。短い位置から2回も3パットを打ってしまった」と、2つのダブルボギーも叩いたが、なんとか逃げ切った。
黄金世代の筆頭選手として2017年のプロテストに合格し、翌年の「サイバーエージェントレディス」では初優勝も挙げた。19年もシードを守ったが、「ショットはパーオンが少ないし、パターも入っていない。全体的によくなかった」という今季は満足いく成績を残せず、シード選手の肩書を失うことに。来年は再起をかける1年になるが、「パッティングやショットで、緊張した時に悪いところがいっぱい出る。そこを直したい。リランキングもあるので、1年間通して調子を安定させられるよう、考えて取り組みたいです」と、オフにプレーを見直していく。
このほか、黄アルム(韓国、QTランク6位)、福田真未(同8位)、大城さつき(同16位)、葭葉ルミ(同25位)がボーダーを突破し、開幕からレギュラーツアーでシード返り咲きを目指すことになる。吉本ひかる(同38位)、永井花奈(同41位)、エイミー・コガ(同43位)も、今季に比べるとかなり限定的にはなるが、QTランクである程度の出場は見込めそうだ。
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