「はるか彼方に飛んでいった」渋野日向子は想定外ダボ “なにくそ”パーで踏ん張るも… | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 E・ペダーセン -6 C・ペイユン -6 A・ルランザ -6 4 H・ムーア -5 M・マッケリー -5 6 S・コスタビレ -4 アン・ナリン -4 L・ヨハンソン -4 M・シェリク -4 H・ハーフォード -4 順位の続きを見る
ここから巻き返したい(撮影:ALBA)
<Qシリーズ(前半) 初日◇2日◇マグノリアグローブ(米アラバマ州)◇クロッシングズC(6664ヤード・パー72)、フォールズC(6643ヤード・パー71)>
米国女子ツアーの来季出場権をかけた戦いが開幕。渋野日向子は初日2バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの「73」で回り、2オーバー・81位タイのスタートとなった。
ここまで飛びました…ペナルティエリアの処置をする渋野日向子【大会フォト】
思い描いていた好スタートとはならなかった。「攻めるところは攻めて、守るところは守る」と話し、メリハリのラウンドを目指した。出だしの1番は寒さの残る8時前。ティショットをしっかりとフェアウェイに運ぶと、2打目はピン左2メートルに乗った。これを沈めてバーディ発進。引き締まった表情から笑顔も見えた。
その後も危なげないゴルフでパーを続け、4番パー4では108ヤードの2打目を9番アイアンでピン根元に落とし楽々バーディ。ここまではメリハリの効いたプレーで、表情も明るかった。
5番、6番もパーとして迎えた7番パー4。ここで落とし穴が待っていた。フェアウェイから放った2打目がグリーンをダイレクトオーバー。奥のレッドペナルティーエリアに飛び込んだ。「いい流れで来ていたのですごく悔しい。思ったより飛んでしまったので、はるか彼方に飛んでいきました。ビックリしました」と、ドロップ後の4打目も寄らずダブルボギーと、流れを止めてしまった。
ピンまで165ヤードのこのショットは5番ユーティリティを使った。通常フルショットで176ヤードほどだが、寒さも残る中で想定外の飛び。「アレ?という感じ」と振り返るこの一打で二つの貯金は吐き出したものの8番、9番をパーとして迎えた10番パー5。ピン手前2メートル弱のチャンスを決めきれず。続く11番パー3ではピンに向かうショットで奥2メートル。ところがこれもカップに触ることなく外れてしまった。
「打ちミスが今日は多かった。読み過ぎてかすりもせんかった」と、その後も3メートル以内のバーディチャンスを外し、微妙なパーパットも決めきれずに15番ではボギー。悔しさの残るプレーは最後まで続いた。
それでも「悪くはないと思うので」と、ショット面では及第点。「縦距離が合っていたのも多かったし、5メートル以内のチャンスもたくさんあった。それが1コ入ってくれたら流れが変わった」と改善点よりも、よかった部分を前向きに捉える。
12番ではアプローチミスから10メートルを残したパーパットを「なにくそというよりやけくそ(笑)」と、強めに打ったボールがピンに当たりガシャンとカップイン。そんなアップダウンのラウンドを終えて向かったのは練習場。1時間以上じっくりと打ち込み、パッティング練習に向かい、1日を締めた。
「悔しい気持ちはあるけど、切り替えて」とあす以降を見据える。この前半4ラウンドを終えて上位70位タイまでが次週の後半4ラウンドに進出。ツアーメンバー入りをかけたラウンドはまだ7ラウンドも残されている。(文・高桑均)
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