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女王争い最終章 稲見萌寧と古江彩佳は「競った試合」がテーマの宮崎CCにどう挑む? | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

長きに渡る女王争いも今週決着 最後に笑うのは稲見萌寧(右)か、古江彩佳か(撮影:村上航)

JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 事前情報◇24日◇宮崎カントリークラブ(宮崎県)◇6543ヤード・パー72>

2020年と21年が統合となったことで、52試合に渡って行われた今季。そんな超ロングシーズンを締めくくる最終戦の舞台は、宮崎カントリークラブだ。コーライ芝のグリーン、強い風、そしてフェアウェイの真ん中にも松の木がそびえ、グリーンを外せばティフトン渦巻くラフが待ち構える。メジャーらしく数々の難所が選手たちの行く手を阻む。

あの名シーンを再現しました【写真】

コースセッティングを務める中野晶は「競った試合を見たい」というコンセプトを明かす。「有観客ですし、バーディをたくさん獲ってもらいたいですが、プロでないと(グリーンで)止められない。そんな技も見てもらいたいと臨んでいます」。そうして作り上げられた18ホールは、ラフは100ミリ、グリーンのコンディションは11フィート未満でコンパクションは23.5に設定。「この数値だとフェアウェイから打ったショットは止まり、パッティングは滑らかに転がる」と意図を説明した。

今週は4日間晴れが続く予報だが、一方で強い風も予想されている。ここも中野の注目ポイントとなる。「一番の難しさは松林の低いところにコースがあり、それよりも高さが出たときのショットだと思う」。風を知らない選手は当然苦戦し、経験のある選手も知っているからこその難しさ、悪いイメージもでる。乗せるのか、ぶつけるのか、低くいくのか。「いろいろなショットを使わないとスコアを作れないようにしたい」と味付けしてあるのだ。

技がなければチャンスに付けられないフェアウェイ、読みとタッチが合わなければ決められないグリーン。そんな難コースに風が加われば、女王争いを繰り広げる稲見萌寧、古江彩佳といえども苦戦を強いられそうだが、どのように挑むのか。

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