「左からなめまわして入った」イーグルフィニッシュで時松隆光は気持ちよく寝て週末へ | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 幡地隆寛 -4 金谷拓実 -4 3 谷原秀人 -3 比嘉一貴 -3 5 時松隆光 -2 D・ペリー -2 久常涼 -2 杉原大河 -2 9 片山晋呉 -1 チョ・ミンギュ -1 順位の続きを見る
最後にコースをひと沸かせ 時松隆光がイーグルで上位に浮上(撮影:上山敬太)
<三井住友VISA太平洋マスターズ 2日日◇12日◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡県)◇7262ヤード・パー70>
『やられたら、やりかえす』。これは今大会を中継するTBSの大人気ドラマのセリフだが、「もらったら、もりかえす」作戦で、2日続けて「69」をマークしたのが選手会長の時松隆光。トータル2アンダー、首位と2打差の5位タイに浮上した。
18番パー5。時松はピンまで残り240ヤードの2打目を4メートルに乗せた。同組の稲森佑貴は、2打目の当たりが薄く右の池に入れたが、3打目は打てるライ。果敢にウオーターショットをすると、見事に3メートルに寄せ、グリーンを取り囲むギャラリーを沸かせた。「やられたらやり返すではないけど、もう1度僕に歓声をいただけないかなと」。ストレートともフックともとれる「微妙なライン」だったが、真っすぐしっかり打ったボールは、カップの「左からなめまわして入った」と時松もギャラリーを沸かせた。
「ここ数カ月ショットが不調で」。7月の「[スリクソン]()福島オープン」で2位に入ったが、その後は11試合に出場して3試合連続を含む5度の予選落ちを経験。左に打ち出して右に曲がるフェードが持ち球だが、左に打ち出して左に曲がったり、それを嫌って大きく右に曲げるなど、苦い時期が続いた。2戦前の「ISPS HANDA ガツーンと飛ばせ ツアートーナメント」で7位に入り、福島オープン以来のトップ10入り。「ちょっとずついい方に向かっている」と復調の兆しを見せるが、まだまだだ。
今大会の2日間のパーオン率は52・78パーセントで59位タイ。「ショットは悪いけど、アプローチとパターが冴えている」と、パーオンを逃したホールでパー以下のスコアで上がるリカバリー率は70パーセントを超え、2日続けて「69」をマークできている。「ここ数カ月、ショットが悪く、いろんなシチュエーションでアプローチをする機会が多いので1パットにつながっているのかも」とケガの功名ともいえる。
Follow @ssn_supersports