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彼女の支えとタイガーの映像 池村寛世、涙の初Vの裏舞台 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 池村寛世 -17 2 稲森佑貴 -15 香妻陣一朗 -15 植竹勇太 -15 5 谷原秀人 -14 S・ビンセント -14 7 時松隆光 -13 8 H・W・リュー -12 鍋谷太一 -12 10 比嘉一貴 -11 順位の続きを見る

恋人とともに初優勝を喜ぶ池村寛世

恋人とともに初優勝を喜ぶ池村寛世(撮影:ALBA)

<ISPS HANDA ガツーンと飛ばせ!ツアートーナメント 最終日◇31日◇美浦ゴルフ倶楽部(茨城県)◇6988ヤード・パー71>

プロ転向9年目、26歳の池村寛世がついにツアー初優勝をつかんだ。首位と5打差の2位タイから出た最終日は5番でボギーが先行したが、その後は7バーディを奪いバックナインは「30」の猛チャージ。スコアを落とした植竹勇太らを振り切り、勝利をつかんでみせた。

飛ばし屋・池村寛世のドライバースイングをコマ送りで【連続写真】

長いシーズンとなっている2020-21年。昨年は5試合に出場しワーストが19位タイと好調を維持した。そして今年に入ってからも2戦目で7位タイと順調に進んでいた。ところが、「今年の最初は予選通過できないこともあり、今まで年間多くて5試合とか4試合の予選落ちだったんですけど、3週続いたり。80を切るのがやっとという感じだった」と苦しい時期が待っていた。

身長166センチと小兵ながらツアー屈指の飛ばし屋。飛距離を武器に優勝は近いと言われてから久しい。池村自身も優勝を意識するシーズンを何年も過ごしてきたが、突然訪れた危機。そんな状態を救ったのは、池村のそばで励まし続けた彼女の存在だった。

「結婚を前提にお付き合いしています」と堂々とフィアンセ宣言も飛び出す。苦しむ池村とツアー転戦をともにする彼女は、今回を含めて数回キャディを務めている。そして、キッチン付きのホテルで池村に食事をつくり、コースでは練習に付き合い、励ましの声をかけながらサポートを続けた。かいがいしいサポートの甲斐あって前向きになれた池村は、9月から復調。「ANAオープン」では5位タイ。そして、今回の優勝へとつなげた。優勝決定の瞬間には彼女と抱き合い、直後、大粒の涙が頬をつたった。

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