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“野生児ギャルファー”がいい波乗って合格目指す 古川莉月愛は前回の『79』で大きく成長【いざプロテスト突破へ!】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

ギャルファーだけど野生児!古川莉月愛が合格を釣る!(撮影:GettyImages)

11月2日〜5日の4日間の日程で、京都府の城陽カントリー倶楽部を舞台に2021年度の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)最終プロテストが行われる。10月に全3会場で行われた第2次予選通過者と、さまざまな条件をクリアして最終から参加する選手が、合格ラインとなる上位20位入りをかけて競い合う。大一番を目前に控えた参加者たちは、今どんな気持ちで追い込みをかけているのだろうか?

スーツ姿が初々しい!2020年度のプロテスト合格者…何人分かりますか?

プレースタイルを聞くと、「いい意味でも悪い意味でも波が激しくて…大変ですいつも」という答えが、あっけらかんとした明るい声で返ってくる。2000年度生まれのいわゆるプラチナ世代。現在21歳の古川莉月愛(りるあ)は、「ほんと、しんどくて」と続けて笑った。ただ「それが私なんです」と、あくまでもピンを刺す攻撃的なゴルフを貫き“合格”の2文字をつかみとろうとしている。

2度目のプロテスト挑戦となった今年6月の最終(茨城・静ヒルズCC)は、まさにそんな言葉通りのゴルフになった。「なかなかバーディを獲ることができず、途中12メートルくらいから5メートルオーバーする“謎のパット”も出てしまって。それで歯車が狂いました。そこからは自信があったショットにも不信感が出てしまって」。初日のスコアは「79」と大きく出遅れた。しかし翌日、別人のようなプレーをみせる。

奪ったバーディは8つ(1ボギー)。「65」でホールアウトし、前日背負ったビハインドを一気に帳消しにした。ここで合格を目指せる位置まで戻ってきたが、3日目の「74」も響き、突破に5打及ばなかった。この結果には「そこ(2日目)から戻せなかった」と悔いも残るが、ただ緊張感あふれる舞台でビッグスコアを出したという事実は、古川のゴルフ観に影響を及ぼした。

「(初日の)あんなパットは久しぶり。テストってこんなことが起こるんだなって。もっと自分のことを分かって対策すれば『79』は叩かなかったと思います。でも、同時に爆発力があるんだなというのも自覚しました。多少のビハインドなら『いける!』って。強くなれました」

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