『TW’14』試履インプレッション【TANABEE試打番外編】

ナイキの高機能ゴルフシューズ『TW’14』の機能を実際に試履して検証(撮影:ALBA)

今回は「TANABEE試打番外編」ということでナイキゴルフから登場のゴルフシューズ『TW’14』を実際に履いてラウンドしてきました。『TW’14』はタイガー・ウッズ(米国)の発想をもとに開発された『TW’13』をさらに進化させた高機能ゴルフシューズです。

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『TW’14』の大きな特徴はシューズが足にしっかりとフィットしながらも足自体が自由に動くという相反する要素を実現したことです。これは実際に履いてみるとよくわかりますが、カカトから足首にかけては紐をしっかり結ぶとピタッとフィットします。それでいてつま先付近はゆったりしていて指が自由に動くのです。最初に履いてみた感想としては今までのシューズとは違う雰囲気で少々違和感を感じましたが、実際にコースで履いている内にそれは“歩きやすい”“足が疲れない”という感想に変わっていきました。

違和感を感じた一番の要因はしっかりフィットしているにも関わらずアウトソール(靴底)がやわらかく変形するからです。これは傾斜のある場所を歩く際に最も実感できますが、斜面に対応して靴自体が変形してくれるので足への負担がとても少なくなります。また足首周辺の高いフィット感があるので傾斜に合わせて踏ん張る必要がありません。ゴルフというスポーツにおいては傾斜を移動することやそこでスイングする機会が多くありますので『TW’14』の機能性はとても重要な要素だと思います。

このように快適なプレーを続ける中、終盤に感じたのは明らかな疲労感の少なさでした。ゴルフではカートに乗ってプレーしたとしても1日に10キロ近い距離を歩きます。ですのでラウンド後は当然、足裏をはじめとして足全体に疲労が溜まりますし、また季節によっては足のムレも気になる要素でしょう。しかし今回のラウンドでは真夏の炎天下でのプレーにも関わらず足のムレ方も少なく、ラウンド後の足全体の疲労感も圧倒的に少なくなりました。シューズの見た目からはどちらかと言うとムレやすいのではという印象でしたが、メーカーが言うように高い通気性が備わっています。

最後にゴルフのスイングについて補足します。足先が自由に動いて、アウトソールがやわらかいとフィニッシュで指が痛くなることを想像する方もいるかと思いますが、『TW’14』では全くそんなことはありません。足の自由な動きをサポートしてくれるという印象でした。ゴルフのスイングにおいては足の使い方は非常に重要な要素なので、こういったゴルフシューズを履いて練習やラウンドをすると足の使い方を実感しやすいと思います。ゴルフのあらゆる面をサポートしてくれる心強いゴルフシューズだと言えます。

『TW’14』は今までにない機能を搭載したゴルフシューズですので、初めて履く人の中には違和感を感じてしまう人も多いと思います。しかし、ぜひ1度ラウンドで使用してみることをおススメします。その歩きやすさと疲労感の少なさに驚くことでしょう。

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