好発進ならずも焦りはナシ 石川遼&中島啓太、同組2人の共通点 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 C・キム -7 幡地隆寛 -7 今野大喜 -7 4 大槻智春 -5 稲森佑貴 -5 小斉平優和 -5 清水大成 -5 8 永野竜太郎 -4 安本大祐 -4 木下稜介 -4 順位の続きを見る
同組の石川と中島 2人のラウンド中の共通点は?(撮影:米山聡明)
<バンテリン東海クラシック 初日◇30日◇三好カントリー倶楽部西コース (7,300ヤード・パー71)>
前日の練習ラウンドに引き続き、同組でラウンドした石川遼と中島啓太(日体大3年)。ここに、現在賞金ランキング2位の星野陸也が加わったが、石川が1アンダーの28位タイ、星野と中島が2オーバーの73位タイと好スタートを切ることはできなかった。
石川と中島はプロとアマという立場ながら、今大会では“勝ち負けにこだわらない”という共通点がある。石川は自分が納得するゴルフスイングを目指している最中で、一歩進んで二歩下がる状態を甘んじて受け入れているが、この日もショットの成功率に大きな差があった。しかし、「トータルで考えたら悪くないですし、少しずつよくなっている感じはします」と、石川らしさも見られた。それが17番パー4のセカンドショットだ。
ティショットがフェアウェイ左サイドに落ちたものの、傾斜に当たって左ラフにつかまる。ピンまでは打ち上げの175ヤードあり、運悪く右足をバンカーに入れて構えるしかないが、それだとツマ先上がりのライになる。ここで石川が選択したのは2週前の「ANAオープン」から使い始めている21度のユーティリティだ。本来なら220〜230ヤードの距離が残ったときに使うが、クラブを短く握り、クラブフェースをボールに当てることだけを考えて振り抜いた。「死に物狂いで方向を出しました」というボールはピンに向かって真っすぐ飛んでいく。グリーンに落ちた後も、方向は変わらず、ボールはピンをヒット。弾かれたためにカラーまで転がったものの、絶妙に距離感を合わせたところが、石川らしい好プレーだったといえる。
「通常のユーティリティよりもソールが広く、ラフからのショットでけっこう助かっていますね。パー4のティショットにも使いました」と、ニューウエポンの思わぬ働きぶりには満足気な表情を浮かべていた。
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