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中島啓太は前人未到のアマ2勝を目指す 戦友の快挙を金谷拓実はどう見たか | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

一緒に練習ラウンドを回った金谷と中島(撮影:米山聡明)

バンテリン東海クラシック前日◇29日◇三好カントリー倶楽部 西コース(7,300ヤード・パー71)>

バンテリン東海クラシック」の練習日、ナショナルチームのヘッドコーチ、ガレス・ジョーンズ氏の愛弟子である金谷拓実と中島啓太(日体大3年)が、石川遼を交えて練習ラウンドを行った。石川は前半のハーフで抜けたが、金谷と中島は18ホールを回り、大会前最後の調整に励んだ。

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前週の「パナソニックオープン」では、中島がツアー史上5人目となるアマチュア優勝を飾ったが、その試合を欠場していた金谷は、最終日に中島が優勝争いをしていることに気づかなかったという。「練習していたからなんですけど、気になって速報を見たときは、もうプレーオフだったんです。そこからはドキドキしながら結果を待ってました」と金谷。しかし、いざ優勝が決まると、まったく驚きの感情は生まれなかったという。「彼ならいつ勝ってもおかしくないですし、世間の人は違うかもしれませんが、ボクは驚かなかったですね」と、中島の実力を最も知る人間だからこそ、快挙を当たり前のように受け入れた。

今年3月に行われた「東建ホームメイトカップ」では、最後まで優勝を争った2人。辛くも1打差で金谷が先輩の意地を見せたが、その当時と比べると、ゴルフに対する執着心があったように感じます」と評する。今年8月の全米アマチュアゴルフ選手権で予選落ちを喫した中島の悔しさがあったからこそ、今まで以上に練習やトレーニングに取り組んだことで、それが執着心につながったと見るのだ。

そういった中島のひた向きな姿勢は自然と金谷の心も前に向かせている。「啓太クンは昔からゴルフに対する姿勢が素晴らしいと思いますし、彼の行動を見て刺激も受けました。ボクももっともっと上を目指して一生懸命頑張りたいです」と気合を入れた。確かに米ツアーからの帰国後、「長嶋茂雄セガサミーカップ」から3試合連続でトップ10入りしているが、4試合目の「ANAオープン」では16位タイに終わった。そこから調子を戻すことが急務であるが、将来的にPGAツアー参戦を目指す金谷にとって、現在85位という世界ランキングの順位を上げてPGAツアーの出場機会を増やすことも必須だ。そのためにも残りの国内ツアーでどれだけ優勝争いを増やせるかがポイントになる。

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