「今までの私にはなかった」 渋野日向子は粘りのゴルフに収穫と不満 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 勝みなみ -8 2 大山志保 -6 木戸愛 -6 大城さつき -6 金澤志奈 -6 西郷真央 -6 7 笠りつ子 -5 穴井詩 -5 石井理緒 -5 10 濱田茉優 -4 順位の続きを見る
渋野日向子は粘リ強く決勝へ(撮影:佐々木啓)
<日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 2日目◇10日◇静ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇6680ヤード・パー72>
渋野日向子が大会初日に何度も課題に挙げたのがパッティング。「距離感が合っていない」と繰り返し口にした。だが、トータルイーブンパーの38位タイでホールアウトした2日目に最初に発した言葉は「前半からパターに救われた」。一夜にして大幅に状態を上げられたと笑顔を見せた。
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言葉通り、この日はグリーン上でスコアを作った。1番からスタートし折り返しての10番、11番とアプローチをともに4メートルオーバーしてピンチを招いたがともにパーセーブ。その後もバーディパットは外れるもほとんどがお先に打てるストレスフリーのゴルフを展開。「このスコアで回れたのはパットのおかげ。よく分からないです(笑)」と自身としても不思議な一日だった。
粘ることができたのにはこんな理由もあった。カットラインを気にしての一日となっただけに、「入れたいバーディパットをラインを消して打ちたくなったけど、そうするとボギーもあるので守った感じもある」と持ち前の強気のパットを封印。安全運転のゴルフに「粘るゴルフが久しぶりというか初めてくらいできた。粘れる力も必要。今までの私にはなかった感じ。それが一回でもできたのは私的には前に進んでいる感じがします」と収穫のある18ホールだったといえる。
だが、一方でそこまでの過程には不満が残る。「パットに助けられたけど、それ以前にショットの悪さのほうが悔しい。粘るゴルフじゃなくバーディを獲るゴルフをもっとしたい」。結果的に粘るゴルフをせざるを得なかった事情は、決して見逃してはならない。
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