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年間王者キャントレーは「遅咲きの大輪」【舩越園子コラム】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 P・キャントレー -21 2 J・ラーム -20 3 K・ナ -16 4 J・トーマス -15 5 V・ホブラン -14 X・シャウフェレ -14 7 B・デシャンボー -13 8 D・ジョンソン -11 9 B・ホーシェル -10 A・アンサー -10 順位の続きを見る

愛称が刻まれたジャージーを持ってほほ笑むキャントレー

愛称が刻まれたジャージーを持ってほほ笑むキャントレー(撮影:GettyImages)

米ツアーのプレーオフ・シリーズ最終戦、ツアー選手権の最終日は、単独首位でスタートしたパトリック・キャントレーと2打差で出たジョン・ラームの接戦になった。
優勝すれば、手にするボーナスは15ミリオン(約16億5000万円)だが、2位なら5ミリオン(約5億5000万円)。年間王者の栄誉もさることながら、10ミリオン(約11億円)もの大差を競い合う戦いは、想像しただけでもドキドキさせられたが、誰よりもドキドキしていたのは、言うまでもなく、キャントレーとラームの2人だったに違いない。

松山英樹のドライバースイングをコマ送りで

スペイン出身のラームは世界ナンバー1。今年は全米オープンを制し、メジャー・チャンピオンに輝いたばかりだ。

対するキャントレーは、メジャー優勝こそないが、先週のプレーオフ第2戦、BMW選手権を制し、今季唯一のシーズン3勝を達成したばかりで勢いがある。

マッチプレーのような接戦にもめっぽう強く、昨年10月のZOZOチャンピオンシップではラームとジャスティン・トーマスを1打差で下して勝利を挙げ、今年6月のザ・メモリアルトーナメントではコリン・モリカワをサドンデス・プレーオフ1ホール目で下した。BMW選手権ではブライソン・デシャンボーとの6ホールに及んだサドンデス・プレーオフに見事、競り勝った。

感情を表に出さず、氷のようにクールに戦うキャントレーには「パティ・“アイス”・キャントレー」なる新たな呼称が授けられ、彼自身もクールな姿勢を自認していた。

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