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石川遼が30歳を前にして変化したこと、変化しなかったこと | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

前週は優勝争いを演じた石川遼(撮影:岩本芳弘)

フジサンケイクラシック 事前情報◇1日◇富士桜カントリー倶楽部(山梨県)◇7566ヤード・パー71>

前週の「SansanKBCオーガスタ」で今季自己最高の2位に入った石川遼は、調子を上げて2009年
、10年に連覇をするなど相性のいい大会に挑む。

石川遼、暑そうだけどちょっと可愛い?【写真】

今月17日には、節目となる30歳の誕生日を迎える。次週はオープンウィークのため、20代で最終日
を迎えるのは、この試合が最後。「同じ1年の差ではありますけど、28(歳)と29(歳)、29(歳)と30(歳)というと、30の方が違いは大きいような気がしますけど、同じ1年なので特に自分の心境には変化はないですね」と20代ラストゲームにも特別な思い入れはない。年を重ねることに心境の変化はないが、28歳の頃と比べるとスイングの形は大きく変化してい
る。

「再現性の高いスイング」を目指して、大がかりなスイング改造を始めて約1年半。超コンパクトなトップスイング、緩やかな軌道のダウンスイングへと変わった。「今までかなり自分の感覚に頼っていた。長いクラブでは再現性が落ちてしまっていた」。ロングゲームでのミスを減らすべく再現性を高めるために「形を変えるところから入りました。実際、形は変わって球筋も弾道も変わってきているところまで来ていますが、逆に言うとまだ形が変わっただけ」。理想のスイングには、まだ数センチの修正を追求するというが、納得のいくスイング作りができている。

「1年半前から今日までと、今日から1年半先のスイングの変化でいえば、今後の方が明らかに少なくなると思います」と土台を築き上げられたといえる。16歳でプロ転向した石川は、マイナーを含めて毎年のようにスイングに手を加えてきた。「いいスイングをできればいい球が飛んでいく」と今のスイングに手ごたえを感じており、“安定期”に入りこの形を貫く姿勢を見せる。

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